御慶事 純米吟醸
茨城県 アルコール分16度 精米歩合50%
帰省した折に、故郷の酒を購入。といっても私が日本酒をよく呑むようになったのは30歳を越してからなので、他の多くの酒と同様にこれも初めて呑む酒だ。
《冷》
ほのかな苦味が芯の方にあって、それを包むようにやさしい甘みとりんごの様な明るい酸味が柔らかく広がっていく感じ。
あまり呑んだことないタイプの酒だなぁ。いい意味でひとつひとつの構造がくっきりはっきりしている。腰も柔らか過ぎず堅すぎず、親しみやすい。ただ、やや器用貧乏的な印象も受ける。
《燗》
裏のラベルにも常温~冷とあり、実際呑んでも燗は微妙じゃないかなぁと思いつつ、念のため。
…やっぱり微妙で、失礼しましたという気持ち。
《総評》
ひたち錦100%使用とのことで、国際的なコンクールでもよく入賞しているらしい。
普通に美味しいだけではなく、それ以上に楽しい酒という印象。しかもそれが生まれ故郷の酒というのが嬉しい。
名前からすると贈呈品にもってこいのようではあるが、もちろん上位種もあるにせよ、個人的にはちょっと名前負けしてるような気もするなぁ。普段呑みになら全然OK。
特定名称
純米吟醸
原料米
ひたち錦
テイスト
ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1