No.6 X-type 生酒
うっせーなー。
いつまでに飲めとか指図されるのが嫌い。
制約多き酒は、めんどくせ〜。
だったら買わなきゃいいって?
買ったあとに、そんな話を後出しで聞かされたんだよ〜。
っていうかさー。
せめて5月末までに飲めじゃなくて、「No.6だけに、6月6日までに飲んでくれたら嬉しいな」くらいのウィットと度量の深さがなきゃ、大成しないぜ。
あー、まだまだ言い足りない。
あー、そうです。買った私が悪いのよ〜。
あー、とにかく6月6日だから飲まなきゃ〜。
そいえば、ソガペも荷札酒も十四代生とかも制約あるよね。
まあ、いずれも期限過ぎてから飲んでもうまかったから、「そんなん多少過ぎたって気にすんなよこのクソ野郎」ってのもわかってるけどさっ。
というわけで、いざ実飲!
うむ、やっぱりそうですか。そうですよね。
米でこの味わいを醸す技量には感服申し上げます。
いろはすのアルコールver?
なんて言ったら、新政信者様にポアされますか?
いや、美味しいお飲み物ですよ。
だけどもだけどっ。
いざ、実飲!忖度ver。
立ち香は麹と桃や葡萄の甘酸っぱさが混在した、芳しさを感じます。
含むと、角のない丸みを帯びた酸味とジューシーな甘みの風がカラダの中を駆け巡り、肝にまで染み渡ります。
まるでスウィーティーをまる搾りしたような、柑橘感。低アルも良い作用に働き、飲みやすさも抜群です。しっかりと米や麹のエッセンスも感じることができ、まさに生酛のいいところどりといったところでしょうか。
お米からこの味わいを醸し出すのは、もはや芸術、職人芸の域です。様々な日本酒を飲んできた私ですが、このテイストは唯一無二のものかと存じます。
素直になれない夜もある。
good night!!
特定名称
純米
酒の種類
生酒 原酒 生もと
テイスト
ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1