No.6 X-type 2023
白桃やナシを思わせる上立ち香。
思ったよりも穏やかであった。
口に含むと少しのガス感がある。
上立ち香からも窺えた白桃と梨様の芳醇な味わいが広がる。
といっても、新政の他の銘柄同様に形容しがたい味わいであり、白桃やナシはあくまで味の一部分といえよう。
甘味と酸味が上品でありながら力強く主張してくる。
しかしながらベタっとせず、スッキリとキレていくのはさすがである。
また、木桶の渋さが若干あり、よいアクセントになっている。
雑味と嫌なアルコール感が全くなく、水のように飲める。
新政は初めてではないとはいえ、No.6のX-typeは飲んだことがなかったため期待値がかなり高かったが、それを超える味わいであった。
文句など何一つない、完璧ともいえるお酒である。
追記:もったいなくて飲みきれず、翌日にも飲んだ。
ガス感はさすがにない。
上立ち香がチョコレートのように感じた。
また、味も木桶感が増したような気がする。
昨日よりも酔っていないため嗅覚と味覚が比較的正常で変わったように感じているだけかもしれない。