風和 純米吟醸 生酒
2022.07製造
【酒屋さんストーリー】
本日は酒屋さんとばんないのお話。
新潟県は村上市に所在します「酒のかどや」さん。いきなりですが私は一回も行ったことないんです笑。そんな新潟の酒屋さんと繋がったきっかけが鍋島でした。
思い返すと2年前の夏、鍋島狂の私は試験醸造のパープルラベルが発売されているという情報を聞き、福岡の鍋島特約店を巡っていました。しかしどこも入荷はしていないようでありまして、途方に暮れていた私。そんな中、試験醸造のパープルが入荷中だという酒屋さんのブログを目にし連絡をさせていただいたのが「酒のかどや」さんとの出会いです。
パープル試験醸造酒の注文をさせていただき、それからというもの、鍋島の入荷情報や入荷予定の鍋島の予約をさせていただくようになり、私が鍋島の愛山生はいつ頃入荷でしょうか?…とお聞きすると、入荷の際にわざわざ連絡までしていただけました。鍋島を抜きにして、毎回の丁寧かつ紳士なご対応がとても気持ちよく、今日まで長くお付き合いさせていただいております。
本日のお酒は「酒のかどやセレクト」となっております。秋鍋注文の際にちょいと相談。
ばんない「新潟のお酒で白ワインのような味わいの酸味系のお酒を一本選んでいただきたいのですが…」
かどやさん「新潟のお酒は冬の寒い時期に仕込む寒造りが多く、今の時期どうしても熟成感のあるものが中心になります。
すっきりフルーティーでも酸味が無かったり、酸味があってもフルーティーというよりは熟成感?
というものが多かったのですが、ご希望の味重視でお選びしました。
白ワインのような風味が楽しめると思いますので、是非飲んでいただきたい逸品です。」
いつもお世話になっているかどやさんセレクトの一本、今宵は嫁氏といただきます。が!昨日はここまで書いて撃沈してしまったので、レビューは記憶で書きます笑
【スペック】
○使用米
新潟県佐渡産米
○精米歩合
60%
○アルコール度数
16度
【味わい】
○温度帯
花冷え→常温
○香り
吟醸香と白ワインのような爽やかな葡萄感が感じられる。
○含み
サラリとした口あたり。まずは生らしいフレッシュ感。そして白ブドウの酸味がとても爽やかです。奥に吟醸香があります。
○中盤
相変わらずの爽やかな酸味に少しの旨味が加わってきます。
○余韻
酸苦味でキレ。スパッとキレるタイプであり、長いジュンワリ系ではないです。
【甘辛】
中口(嫁氏曰く、甘口)
【アテとの相性】
アテは長崎県産シマアジ。正直合わない笑。シマアジ単体ではコリコリで美味!…ですが、お酒が甘すぎたようです笑。白身魚なら大丈夫かと思いますが、青魚だったのが失敗。シマアジに合わせるならもう少しドライなお酒がよかったと思いました。
★総評
スッキリ酸味系でありながら、中盤から熟成感ある旨味も加わるお酒。序盤のライトな印象の割には中盤以降は意外と厚みある味わいに変化していく傾向で、これはかどやさんが仰られていた新潟酒の特徴といえましょう。
酒のかどやセレクト酒、新潟のお酒を昨夜は楽しませているただきました。美味でした。やはり解説をしていただき飲めるのはありがたく、お酒の背景と地域のお酒の味わいの特徴を知ったうえで味わえるのは、味わいに説得力がでてきますね。
酒のかどやさん、おいしいお酒をありがとうございました。
今宵も素晴らしい新潟酒ライフを。
特定名称
純米吟醸
酒の種類
生酒
テイスト
ボディ:軽い+1