バズり待ち酒シリーズ第14趣。
7月27日に第4趣でレビューした【九尾】のシリーズ9作目。
昨日、2020年9月5日発売でございまして、発売日当日にちゃんと入手しましたぜっ!
コンセプトは実にシンプル。
簡単に言うと「辛口と甘口の味の違いがよく分からないのだけど何ぞや?じゃあ同じ酒で辛口と甘口作って飲み比べちゃえばええんでない?」と言うもの。
なので、シリーズ9作目には厳密には2種類の【九尾】があります。
「辛いの」と「甘いの」です。
まとめて1レビューにしてもよかったけどそれぞれに良さがあったので2レビューに分けますね。
と言う事でまず初めに「甘いの」でラベル的には激甘と書いてある方。
・匂いは辛そうな匂い。
・甘口とは言えどもベタベタはしておらず後味にアルコール由来の辛さあり。
・甘いけど、「激甘」と言う程でもない。
・トロッとまではしていないけど舌触りは重め。
・万人受けしそう。
58度の飛び切り燗→37度の人肌燗まで燗冷まし。
53度、旨味出てきた?
49度、美味しい。
46度、美味しいに加えて甘味出現。
43度、あれ、苦味出現。
38度、急にまろかや化。
悪くはないんですけどやはり甘口と言う事もあってか冷酒で頂く方が美味しいと思いました。
禁断のブレンド(1対1の等量で冷酒)。
・匂いは明日レビューする「辛いの」で感じた甘そうな匂い。
・初発の味は甘口寄り。
・舌触りはサラリとして程よいキレ。
・アルコール感はある。
・甘いのと辛いののいいとこどりで普通にうまいんですけど!
流石に個人的には甘いのと辛いのの実際に飲んだ時の違いは分かっているつもりですが、やはり「日本酒の甘辛ってこーゆーのだよ」と言ったコンセプトで酒を醸せちゃうところには感心ですね。
SAKETIME的には日々ユーザーが増えているようですし、個人的にも幸いにして仲間に恵まれているので日本酒の需要が冷え込んでいると言った実感はそこまでないですけどきっと実際の売れ行きは相当に落ちている物と察します。
そんな厳しい環境の中このようなコンセプトで新規層の取り込みや日本酒の魅力を伝えようとしている姿勢に大い共感しています。
シリーズ8作目となる特別純米版が超大型巨人もびっくりの"一升瓶の壁"により購入できなかったので一升瓶でも買っておけばよかったと後悔。
栃木県宇都宮市の関口酒店を訪問して購入(720mL税別1,250円)。
天気的にゲリラれるリスクが高過ぎて不本意ながら夏は置物と化すクルマ出動、分かっちゃいたけど渋滞つらたんでした。
明日は「辛いの」をお届け予定でございます~。