「龍水泉」は、市野屋商店のフラッグシップブランドとして2023年に誕生した銘柄。「食す快楽を最大化するSAKE」をコンセプトに、和洋中を問わず多彩な料理と調和する酒を目指して造られている。世界を照準にした3つのカテゴリー(ベーシック、ニューノーマル、プレミアム)に対して、最大3つのグレード(スタンダード、プルミエ・クリュ、リミテッド)で構成されているのも特徴的だ。市野屋商店は1865年に創業し、長野県大町市に蔵をかまえる。最高醸造責任者の佐藤大輔氏のもと、伊藤正和氏と大塚真帆氏の複数杜氏制を採用し、伝統と革新を融合させた酒造りに取り組む。仕込み水には、北アルプスの山々から流れる雪解け水を八箇所の水源から酒質にあわせて使用する。「RYUSUISEN 生酛純米大吟醸 美山錦」は、柑橘系の果実香とミルクのような甘い香りが特徴。米のふくよかな旨みと生酛ならではの酸味が感じられる。