純米吟醸 生詰原酒。自分の日本酒を表現する語彙や視点の乏しさが悔しいけれど、今年3つ目、南部美人(なんぶびじん)は自分の酒に対する軸を難しくした。
1)甘い、辛いってなに
飲み手によって、これが辛いのか甘いのかって分かれる気がした。
自分としては口に含んで甘く、喉を過ぎてやや辛、という印象。
2) 温度で全然違う
冷えまくっている時よりもやや常温になってきて味が全然変わってきた。「こんな味」と決めつける前に、どんな温度がいいかなぁ、と想いを巡らせる必要がある。家飲みもいいが、お店で、こんな飲み方でどうですか、と提案されてみたい。
個人的には花陽浴や花邑あたりは飲んだ瞬間「うわ、うまっ」という直感的な感じだったけど、南部美人は、いろいろ勉強してみたらどう、と存在のデカさを感じた。