玉柏 純米 1.8
製造 2023年9月 開栓 10月14日
栗金飩を求めに岐阜県八百津町の緑屋老舗へ。
全国的には中津川が有名ですが、八百津が発祥という説もあります。
片や純米大吟醸なら、此方は素朴な純米酒といったところ。
うちはこっち推しです。
同じ商店街にある蔵元やまださん。
純米大吟醸は蔵マスター最高賞受賞直後で完売だそうですが、こちらは迷わず純米一升指名買い。
ひだほまれ55%純米酒。
本醸造、純米はひだほまれ、純吟からは山田錦。
やまださんには、敢えて特定名称を外した「山ノ湊」シリーズというスーパー普通酒がありますが、販路は極少。
酒タイムではと? お一人いらっしゃいますね、さすがです。
きれいなポン。
田舎の万屋の四角い冷蔵庫で冷えてるラムネの香り、素朴で爽やか。
入りはサラッと薄ーい甘味と酸味。
その後、隠し味のビターを伴いながらサラサラと流れ込む。
ああ、意外と辛口ドライ。
日本酒度+2で、酸度は1.4。
数値は普通のやや辛ゾーンですが、純米酒にしてはのアミノ酸度0.8。
なるほど、呑み手によっては素っ気ないかも。
お燗は少し振り向いてくれます。
米の旨味がふわっと花開き、優しい純米酒のそれ、やがて辛味に置き換わり、控えめにそのままスーとのど越し。
同時に3酒開栓したのですが、一番先に空いたのがこちら。
また来年、栗の季節に再会とします。
蔵にて 税込2,950円