「櫻正宗」の創業は1625年で、現在は11代目が蔵元を務めています。山邑家が近代化に取り組んでいた1884年に商標登録されましたが、「正宗」は代名詞となってしまい、政府によって普通名詞とされたため、改称されました。その後も、「櫻正宗」は全国でも優れた酵母を持つ蔵として知られ、協会一号酵母として頒布されました。1992年にブランドの策定を行い、社名を櫻正宗株式会社に変更し、1994年には櫻喜蔵が完成しました。櫻正宗は、品質第一をモットーに、酒造りを通して人々に潤いを提供し、地域社会に貢献することを目指しています。具体的には、レギュラー酒に兵庫県産山田錦と地元の地下水を全量使用し、地域文化の継承に努めています。全ての酒は「自醸酒」で、原料米入荷から出荷まで、1本1本に責任を持ち、品質を追求し続きている。
櫻正宗のクチコミ・評価
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櫻正宗の酒蔵情報
名称 | 櫻正宗 |
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特徴 | 銘醸地として知られる兵庫・灘。創業は江戸時代の寛永2(1625)年という400年以上の伝統ある老舗蔵である櫻正宗(さくらまさむね)は、今日の日本酒の発展を語るうえで欠かせないといっても過言ではない存在である。昨今、正宗と名乗る日本酒は多くあるがその元祖は櫻正宗だ。創業当初は「薪水」という酒銘を使用していたが、6代目当主山邑太左衛門が、京都の瑞光寺で見た経典の「臨済正宗」を見て、「正宗」に改名した。この名は「せいしゅう」=「清酒」にも通じた名であったが、人気を博した江戸の町では「まさむね」と呼ばれた。この人気にあやかり、多くの酒蔵が「正宗」を名乗るようになった。江戸時代には正宗=日本酒を指していたという。そのため明治期の商標登録では受理されず、櫻正宗は「櫻」を冠して「櫻正宗」とした。櫻正宗は酒造りに情熱を注ぎ、特に6代目は吟醸造りの基礎となる「高精白米仕込み」を導入し、酒造りに最適な「宮水」を発見するなど、灘の清酒が広く知られる原動力となった。また、明治時代には櫻正宗の酵母が「協会一号酵母」として認められ、全国に普及することとなる。1995(平成7)年の阪神・淡路大震災では大きな被害を受けたが、地域住民の支えを再確認し、復興に取り組んだ。1998(平成10)年には櫻正宗記念館「櫻宴」を開設し、蔵開きを行い地域との交流を深めている。 |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 瀧鯉 櫻正宗 蘇百年 宮水の華 江戸一 茅渟の海 Bonds Well with Beef 花雫あか 赤松三田 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町5-10-1 |
地図 |
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