「東光」を醸す小嶋総本店の送る「洌」シリーズは特約店限定で販売される酒。山形の豪雪地帯、米沢の地で醸されるこの「洌」は寒さや冷たさが非常に厳しいこと、また澄んでいることを表す漢字であるが、その性質をひと瓶に封じ込めた酒だ。氷温(マイナス1度〜3度)の状態で1年間寝かせることで、厳しい寒さを乗り越え酒の角が取れ、滑らかな舌触りに。純米大吟醸については、最上川の上流、澄み切った真冬の小川の流れのような透明感の奥にはハーブのような薫りも感じられ、軽やかさとは裏腹にしっかりと米の旨味をも感じられる骨太な味わいは、愛飲家を唸らせる。純米酒は同様に軽やさな飲み口奥にもボディを感じられるバランス感で、ドライなアフターテイストは食中酒にぴったり。
洌のクチコミ・評価
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洌の酒蔵情報
名称 | 小嶋総本店 |
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特徴 | 山形県米沢市にある小嶋総本店(こじまそうほんてん)は、安土桃山時代1597(慶長2)年創業の老舗酒蔵であり、上杉家御用達酒屋としてその名を広めた。米沢藩の歴史よりも長い歴史を誇るこの蔵は、初代・小嶋彌左衛門が創業し、代々「東光」の銘柄を中心に日本酒を醸してきた。飢饉の際にも酒造りを許されたという逸話が示すように、藩から特別な信頼を受けていたという。銘柄「東光」は、米沢城の東側、朝日が昇る方向にちなんで命名されたもので、地域に根付き愛されてきた。米沢市は年間積雪量6メートルにも及ぶ豪雪地帯であり、吾妻山から流れる雪解け水が最上川の源流を形成する。小嶋総本店はこの清らかな水を仕込み水に使用し、米の個性を尊重した酒造りを続けている。現在、二十三代目の小嶋彌左衛門氏が経営を担い、「東光」だけでなく特約店限定の「洌」といった銘柄を展開。近年では全国新酒鑑評会やワイングラスでおいしい日本酒アワードなどで多数受賞を重ね、その品質は国内外で評価されている。また、他の蔵元と共同開発した「山川光男」シリーズのような新たな挑戦も行っている。観光名所にもなっている「酒造資料館・東光の酒蔵」では、江戸時代の造り酒屋を再現した空間で、酒造りの歴史や文化を学ぶことができる。酒造りへの真摯な姿勢と歴史を重んじつつ、新しい挑戦を続ける小嶋総本店は、地域とともに歩む存在であり続けている。 |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 東光 東光正宗 美味酒 なせば成る 日本響 洌 小嶋屋 無題 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 山形県米沢市本町2丁目2-3 |
地図 |
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