山廃。
読み方は、さんぱい、ではなく、やまはい。
米をすり潰す"山"卸("やま"おろし)と言う作業を"廃"止("はい"し)したから山廃(やまはい)。
個人的にはこの山卸を廃止したからと言ってどう変わるのかイマイチ理解していません。
因みに物凄く簡潔に言うと山廃ではこの米をすり潰す作業を麹がやってくれてます。
なので、多分ですけど、労力的には生酛よりも楽。
時間的には、うーん、分かりませんけど人がゴリゴリやっていた作業を麹がジワジワやるんで時間は多く必要になるのではないかと思っております。
で、色々調べると山廃仕込みの酒は生酛造りの酒の10倍ぐらい多いとの情報が目立ちますが、何となく感覚的には山廃仕込みより生酛造りの酒をよく見かけるのは気のせいでしょうか?
因みに因みに速醸酛については生酛造りのさらに10倍ぐらい多いらしですが、あまり自分でも理解していないので割愛。
速醸酛、山廃仕込み、生酛造りについてより詳しく知りたい人は是非Google先生に聞いてみてください。
さて、そんなこんなで今回は国権山廃純米の感想です。
・辛口寄りで割とキツめ。
・匂いはあまりない。
・程々に米の旨味。
・渋味。
・苦味。
常温。
少し丸くなる気がする。
57度の飛び切り燗→40度のぬる燗まで燗冷まし。
50度ぐらいからまろやか化し、飲み切る40度まではまろやかを維持してました。
ラベルに"常温からお燗で美味しくいただけます。"なんて書いてあるから久し振りに常温もイッてみましたが割とその通りでした。
何となく予想するに割と守備範囲広いですが20~50度あたりがベストなのではないかと思います。
因みに因みに因みにラベルの雰囲気からしてもう少しライトで甘めな感じを想像しておりましたが見事に裏切られました。
全く今の流行りではない感じでしたがたまにはこーゆーのもいいですね。
福島県南会津郡南会津町は山正商店さんを訪問して購入(720mL税込1,540円)。