「よきシ酉を言己す」
宮城・角星(かくぼし)・水鳥記(みずとりき)・純米大吟醸・蔵の華・精米歩合44%・一火入れ・16度
▼おとなの嗜呑で船越さんたちがあまりに美味しげにつき(笑)。2023KURA MASTERプラチナ、水鳥記 純大吟・蔵の華 ▼水鳥記とは、『酒』を「水」(さんずい)と「酉」(とり)で表した上で、その物語を「記」す(しるす)という意味らしい
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▽静かに香るフルーティ。それは上に沸き上がるタイプではなく、水面に低く濃厚に熟して充満しているような香りの粒
▽大吟醸らしからぬ味数の多い艶やかさよ。芳醇だけどもスッキリと。酸の背骨がしっかりあって足腰が強い。弾ける系の味わいでもなく、まったりと立体的に膨らんでくる
▽艶やかな前半、煌めきとまろみの中盤、そして丸みを帯びた苦みが奥の方で膨らみ回り続ける後半。なかなかにエモい純大吟であったことを記す
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3日目 全てが纏まっていた開栓直後から、何やら各要素が分解してバラバラに一体感を失いつつある感じ。最初が出来すぎなのか、エントロピー増大傾向が強いのか
特定名称
純米大吟醸
原料米
蔵の華
酒の種類
一回火入れ
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通