「忍者 純米吟醸 NEO 無濾過生原酒」
岩手出張(?)から帰って来た今日はコイツ、その名も「忍者」です。
アメリカ人ウケを狙った胡散臭い酒っぽいってか?
いやいや滋賀甲賀の瀬古酒造、ホンマもんの忍者の聖地で作られる滋賀酒です。
開栓クンクン。
滋賀酒の掟に従い、さほど素敵な香りは立ち上ってはきません。
敢えて言うと五百万石の香り?知らんけど。
そして一口。甘味ゼロ。
と思いきや、じわじわ~っと少し遅れて何とも言えない甘味旨味が染み出てきます。そこに重厚な酸味が被さり、さらに遅れて微かな苦味で綺麗に締まりますねー。
まさに芳醇旨口。まるで年代物の赤ワインのような味の膨らみ方です。知らんけど。
黒ラベルにいぶし銀の文字は、忍者ハッタリくんではなく、甲賀の凄みを感じさせてくれる良い酒でした。これはシリーズ制覇しがいのあるヤツだわ。
アメリカに輸出したらウケると思うけどなー(笑)。あの人ら忍者大好きやし。でも彼らに旨口って概念はあるんかな?