1712年創業の大沼酒造店が醸す「不二正宗」シリーズ。大沼酒造店の代表銘柄である「乾坤一(けんこんいち)」が命名される以前に、創業当初から使われていたのが「不二正宗」という銘柄名だ。2022年の震災からの復興を機に、かつての銘柄名を復活。現在は毎年異なるテーマごとに醸され新たなサブタイトルとともに発売されるシリーズだ。300年以上の歴史をもつ大沼酒造店が蔵をかまえるのは、宮城県村田町。冬の厳しい寒さをいかした伝統の寒造りで、地元に根ざした酒造りを行う。宮城県産の食用米「ササニシキ」を中心に、「亀の尾」「神力」「愛国」などを契約栽培して使用し、南部杜氏を筆頭に丁寧な手造りの酒造りが特徴だ。「不二正宗 柑橘の不二 純米」は、富山県産の「五百万石」を使って醸した純米酒。メロンのようなフルーティーな香りと、しっかりとした米の旨みが特徴だ。スッキリとキレのある後味で食事とあわせるのもおすすめ。
不二正宗のクチコミ・評価
不二正宗が購入できる通販
不二正宗の酒蔵情報
名称 | 大沼酒造店 |
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特徴 | 江戸時代中期の1712(正徳2)年、紅花などの拠点として栄えていた村田町にて創業した大沼酒造店(おおぬましゅぞうてん)。創業当初の銘柄は「不二正宗」という名であったが、1870(明治3)年に初代宮城県知事の松平正直が視察で訪れた際に飲んだ酒の味わいに感動し、提案を受けて「乾坤一」と改称した。「乾坤」は易学で陰と陽、あるいは天と地を指す言葉で、のるかそるかの勝負をするという意味で、天地を潤すほどの満足を与える酒であれという想いが込められているという。その名に恥じぬようにと真剣に酒の在るべき姿を追い求める乾坤一の酒には、酒造りの卓越した技と気高い誇りが詰まっている。”地元に根差した酒造りをする”ことこそが地元を愛し地元に愛される酒に繋がるという思いから、宮城県産ササニシキを主に使用し、長年使い続けることで飯米を使用することが蔵の個性となった。2006(平成18)年には南部杜氏の資格を得た宮城県出身の菅野幸浩さんが杜氏に就任。名実ともに地酒と呼べる酒造りが実現した。 |
酒蔵 イラスト |
(立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 乾坤一 不二正宗 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 宮城県柴田郡村田町村田町56−1 |
地図 |
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