大正12年(1923年)、岩手県の陸中海岸釜石で創業。南部杜氏のお膝元で三陸の海と北上山地の豊かな自然環境のもと、新鮮な山海の幸に合ったスマートな飲み口の酒を醸す。仕込み水は北上山地系仙磐山の伏流水。軟水で口当たりも優しい『浜千鳥』の酒質を表現し、海外のコンペティションでも数多く受賞している。 原料米は「山田錦」「美山錦」の代表的な酒造好適米をはじめ、岩手県が開発したオリジナル品種「結の香」「吟ぎんが」など岩手県産米を主に使用。隣接する大槌町産の「吟ぎんが」を100%使用した『ゆめほなみ(夢穂波)』シリーズは陸中海岸の海と空を思わせる、スキっとした飲み口とほの甘い香りが、新鮮な魚料理に合うと評判。また『仙人郷』シリーズは釜石鉱山の地下600mから湧き出た仙人秘水(せんにんひすい)を使用したラインナップで、ゆるやかな醗酵が清冽で繊細な味わいをもたらす。 釜石といえば、かつての名門「新日鉄釜石」を擁したラグビーの町として知られ、2019年に開催されたワールドカップの会場の1つにもなった。地元のチーム「釜石シーウエイブス」を応援するラベルの製品も出荷している。(鈴木真弓)
浜千鳥のクチコミ・評価
浜千鳥が購入できる通販
浜千鳥の酒蔵情報
名称 | 浜千鳥 |
---|---|
特徴 | 岩手県釜石市に唯一ある酒蔵が浜千鳥(はまちどり)である。「自然とひとつになった酒造り」をコンセプトに、三陸沿岸の港町ならではの海の幸や、山の幸に合う銘酒を醸す酒蔵である。創業は1923(大正12)年、地域の名を取った「釜石酒造商会」という名だったが、2003(平成15)年に「浜千鳥」へ社名変更を行った。社名であり銘柄であるその名は、陸中海岸に群れをなす千鳥の姿をイメージしたものである。酒造りは「その土地の景色」という意識のもと、原料米には「山田錦」や「美山錦」といった酒造好適米に加え、岩手県が開発したオリジナル品種「結の香」「吟ぎんが」などを使用。伝統的な製法により、その旨味を引き出した日本酒造りを行っている。仕込み水は浜北上山系の伏流水で、その品質のために昭和40年代に現在の地へと酒蔵を移転したほどで、その水に対するこだわりが、浜千鳥の味わいを支えている。生産量のうち6割が釜石市内、9割までが岩手県内で消費されるという、まさに地域に根付いた日本酒である。 |
酒蔵 イラスト |
(立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 浜千鳥 仙人郷 夢穂波 源水 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 岩手県釜石市小川町3丁目8−7 |
地図 |
|