「越後の商売上手」
新潟・越後桜・大吟醸・ワイングラスでおいしい日本酒アワード金賞
・スーパーでもネットでもよく出回っていてお値段の方も敷居が低い越後桜。大吟醸は欲しいけどお金は出したくない、という我儘な御仁には救世主のような存在である(笑)。
・「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019金賞受賞」というPOPが付いていたので、これはナンジャラホイと調べてみた。色んな部門があるようだけど、これは大吟醸だけど「大吟醸部門」では勝負せずに「ワイングラスで~部門」にエントリしたようだ。と、よく見るとワイングラスで〜部門の参加資格は1.8L定価2,600円以下なのだ。どおりで知った銘柄が少なーい(笑)。しかも金賞の上にはまだ最高金賞があるし(笑)、しかもしかも金賞は1銘柄ではなくて74銘柄、金賞受賞率は驚きの約25%なのであった。ハードル低めだな(笑)。ちなみに「ワイングラスで~部門」は福寿だと発泡純米でエントリーしていたカテゴリーのようだ。
・大吟醸と謳うだけはあって口に含めば確かにかなりそこはかとなくフルーティ。でも何か旨味、エキス分が弱いので、日本酒度+3は辛いと言うよりも薄い印象。サケ飲みたいおっさんには物足りないかもしれない。でも食事と一緒では邪魔にならずに許される薄さ。ある意味黒子に徹した食中酒という位置づけが正しいのかもしれない。単品では勝負しないけど、「料理の邪魔をしない程度の大吟醸」みたいな。印象深い大吟醸が料理に勝ってしまう弊害も良く言われるところですからね。
・そう考えると、勝負処を超コスパの食中酒に設定して物作りはこじんまりと、見た目は高級感を出す化粧包装で大吟醸の有り難みを醸し、更になんとか金賞受賞の箔付けで大物感まで演出して、かなりお得感のある大吟醸としてスーパー、ネットでここまで普及させるとは。新潟人らしからぬ商売上手と思ったのは私だけか(笑)。
<旧サイトから引っ越し分のため日付は正しくありません>
特定名称
大吟醸
原料米
不明
テイスト
ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1