1789-1804年頃の創業から守りつづけられてきた鶴野酒造店の代表銘柄「谷泉」。現在は若き女性杜氏、鶴野薫子氏を中心に、兄弟で様々なバリエーションの酒造りに励んでいる。鶴野酒造店は石川県能登町に蔵をかまえ、酒造りを通じて地元に恩返しすることが鶴野杜氏の目標なのだそう。地元の契約農家から仕入れた良質な酒米と山間からの湧き水をつかい、丁寧にすべて手造りで行う。また槽搾りをはじめ伝統の製法を守りながら、できるかぎり火入れをせずに酵母が生きたままのフレッシュな味わいを残すことにこだわる。「谷泉 特別純米」は精米歩合50%まで磨き、米の旨みを残しながらもスッキリとした味わいが特徴。華やかな香りとキレのある喉ごしが料理との相性もばつぐんで、食中酒におすすめだ。