- 日本酒ランキング70位
- 中部地方日本酒ランキング22位
- 静岡日本酒ランキング2位
海鮮の町・焼津で天保元年(1830)創業。舌の肥えた漁師や料理人に愛される質の高い地酒として歴史を積み重ね、静岡県の多くの酒蔵が県外大手の下請けで生計を立てていた時代も『磯自慢』ブランドを堅守。平成20年(2008)「北海道洞爺湖サミット」晩餐会乾杯酒に選ばれて、国内外にファンが増幅した。 蔵元の寺岡洋司氏は自ら全館冷房ステンレス造りの蔵や、‟静岡吟醸”と称されるきれいでまるく軽快な酒質に必須とされる高性能洗米機を考案・設計。特A地域に指定されている、兵庫県加東市東条産「山田錦」を地区単位で買い付けるなど、品質向上のための酒蔵経営に注力。酒どころのイメージがなかった静岡県の吟醸酒を、一気にメジャーに押し上げる原動力となった。 平成9年(1997)から杜氏を務め、現代の名工にも選ばれた多田信男氏(南部杜氏)は、次世代の技能者育成に尽力している。(鈴木真弓)
磯自慢のクチコミ・評価
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磯自慢の銘柄一覧
銘柄 |
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大吟醸 愛山 グラッパ原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16~17% |
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吟醸 生原酒 山田錦原料米:山田錦、精米歩合:50%、日本酒度:6、酸度:1.2、アルコール度:17~18% |
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本醸造 寒造り 生貯蔵原料米:キヨニシキ、精米歩合:65%、アルコール度:16% |
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純米大吟醸 スプリング ブリーズ 42原料米:山田錦、精米歩合:42%、日本酒度:5、酸度:1.2、アルコール度:16~17% |
別撰 本醸造原料米:山田錦、精米歩合:60%、日本酒度:4、酸度:1.2、アルコール度:15~16% |
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純米吟醸 秘蔵寒造り原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16~17% |
特別本醸造 生酒 原酒原料米:山田錦、精米歩合:55%、日本酒度:6、酸度:1.2、アルコール度:18~19% |
中澄 大吟醸原料米:山田錦、精米歩合:45%、日本酒度:6、酸度:1.1、アルコール度:16~17% |
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本醸造 駿光の雫原料米:山田錦、精米歩合:65%、日本酒度:5、酸度:1.2、アルコール度:15~16% |
磯自慢の酒蔵情報
名称 | 磯自慢酒造 |
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特徴 | 静岡の気候と水に合った「静岡酵母」が開発され、昭和50年代後半から、一大銘醸地となった静岡。この静岡酵母を試験醸造から取り入れ、いち早く大吟醸をつくったのが、礒自慢酒造だ。しかし、当時はまだ級別制度が全盛で、吟醸酒など市場にない時代。とにかく売るのには苦労した。それでも寺岡洋司社長は、自ら営業に出かけたことは一度もない。 そのうち磯自慢の旨さに感動し、「ぜひ取り引きしたい」と申し込んでくる酒販店がふえはじめ、コツコツと信頼関係を築いては、販路を広げていった。だから今でも特約店は地元焼津を除いて全国で45店だけ。徹底して問屋は通さないし、デパートにも置かない。平成4〜5年に新築した蔵は、吟醸づくりに特化して設計。製麹時間は、通常48時間のところ、なんと本醸造でも50時間以上、大吟醸だと80時間もかける。 磯自慢が本醸造でも吟醸香がするのは、この麹づくりにも秘密があったのである。「他の蔵を見たことはないし、興味もない。うちの蔵とは条件も違うし、めざす酒も違いますから」。味もつくりも孤高の銘酒なのである。(江口まゆみ) |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 磯自慢 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 静岡県焼津市鰯ケ島307 |
地図 |
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