三千櫻 純米 愛山80 0.72
製造 2022年9月 開栓 3月28日
とある酒屋さんで店内を物色して発見。
嘗て中津川に在った蔵のお得意は九頭竜と愛山。
出荷時期から、売れ残っていた様ですが、
愛山は熟成してこその経験で、迷わず救済!
初めての道産子三千櫻です。
穏やかな中にミネラル感を含む地味な香り。
和糖の甘味に仄かに酸味を添えた優しい入り
が一転、愛山らしからぬ苦味走った含みに。
やがてじんわりと甘味旨味が沁みてきます。
流すと一瞬の甘味を放ちながら再びの苦味。
低精米ですが一切のエグ味を感じない。
むしろ涼しげに彷徨う様は素っ気ない程。
他とは一線を画す異端の愛山酒。
ここで一つの疑問が。
過去レビューを探ると、北海道に移って
最初の造りは2021年1月の彗星45みたい。
愛山80の初見は2021年9月の様だが、
ラベルデザインは中津川時代のまま。
現在のラベルに切り変わる中、
遅れて2022年から同じラベルに。
21年は中津川、22年から晴れて北海道の
造りと考えられるが、何故かそれっきり。
ひょっとしてコレ、最後の中津川タンク?
特約店にて 税込1,794円