岐阜県中津川市で200年来の歴史を持つ蔵。間(はざま)家はもともと武士の家系で、室町時代に美濃の国に移住。江戸中期より酒造りを始め、蔵の真正面には日本百名山にも数えられ霊峰としても奉られる「恵那山」を望める。純米酒だけをつくる蔵として新体制で「恵那山」の醸造を再開したのが2016年。中津川市は冬場になると氷点下になる過酷な環境。以前、その時期に米を蒸すためには朝3時からボイラーを動かす必要もあったが、新機材導入後は蒸し始めが7時30分ほどに。美味しい酒を継続的に提供するため時には新技術を導入するのも厭わず、蔵人に優しい蔵へとてこ入れをしてきた杜氏・岩ヶ谷雄之氏は「東洋美人」を造る澄川宣史氏に師事していた経歴を持つ。なお、この「恵那山」は日本最古の歴史書にも描写されているのだが、由来は天照大神(あまてらすおおみかみ)が降誕した際の胞衣(えな)が山頂に納められているとの言い伝えから。酒米には地元岐阜産の「ひだほまれ」と安定の「山田錦」を使用。はざま酒造ではこの恵那山の伏流水を贅沢に仕込み水に使い、清らかな水のごとく澄んだ酒を醸す。穏やかにフルーティな吟醸香が香り、口当たりは柔らかで後に残る余韻は中津川の清流を思わせる軽やかさ。米の甘みが存分に引き出されながらも酸味でキュッとしめ、食事にも合わせやすいバランスのとれた味わいで、純米酒は燗にしても。蔵は中津川駅から徒歩で行ける距離にあり、試飲もできる日本酒ギャラリー「酒游館」も併設。昔の酒造り道具などが見られるほか仕込み水も飲むことができる。
恵那山のクチコミ・評価
恵那山が購入できる通販
恵那山の銘柄一覧
銘柄 |
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恵那山 純米吟醸 |
恵那山 純米 |
恵那山 純米吟醸 ひだほまれ |
恵那山 純米大吟醸 |
恵那山の酒蔵情報
名称 | はざま酒造 |
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酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 五味饗宴 恵那山 旬 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 岐阜県中津川市本町4丁目1−51 |
地図 |
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