京都府北部の京丹後市に蔵をかまえる、創業1847年の竹野酒造の代表銘柄「弥栄鶴(やさかつる)」。地元の造り酒屋4社を統合して設立した会社で、造り手の顔が見える安心安全の酒造りを行う。個客中心主義をモットーに、地域の人々に愛される酒をめざし、地元の契約農家から仕入れた酒米をつかうなど、地域とのつながりを大切にする蔵元だ。竹野酒造を支えるのは、能登杜氏四天王の一人である農口尚彦のもとで修業し、25歳の若さで杜氏に就任した行待佳樹氏。彼を中心に3兄弟で伝統にとらわれず新しい酒を醸すことに挑戦し続けている。「弥栄鶴 純米大吟醸」は、まろやかな口当たりで、ほのかに香るフルーティな吟醸香が特徴。料理との相性もばつぐんで、スッキリとした後味によって飲み飽きがこないので食中酒としてぴったりだ。