ゆきの美人 純米吟醸 雄町 1.8
製造 2021年9月 開栓 9月17日
ラベルに記載はありませんが、雪美得意の14号酵母(金沢酵母)使用です。
信頼のおける酒屋で出荷後1年半、その後うちの冷蔵庫で半年。
少なくとも上槽後2年以上。
雄町だもんね、私の素人知識でも「熟成」の2文字が浮かびます。
元々、出荷2年後の9月に開けるつもりでした。そろそろ飲み頃?
キレイなポン、
いわゆる熟成酒のそれではなく色はうっすら。
香り華やかにして上品な酢イソ系。
渋味を伴いながら、穏やかな酸が辛口であることを控えめに主張。
まろやかな旨味が熟成を実感させるが、開栓直後は硬さが残る。
「オマチどーさま」
雄町姐さんとしばしのお付き合い。
開栓時の水々しさを失うことなく、味わい、コク、日々ふくよかに。
呑み手の味覚が、まる〜くなるボディに徐々に溶け込まれていくイメージ。
やがて、開栓直後に感じた酸が勝る僅かな角は消え去り、五味が調和していきます。
のど越しは雄町らしい余韻を引きずりただただ心地よい。
特に常温からぬる燗では平和そのもの。
「姐さん、まだまだ行けますよ」と思わせながらの幸せ、
10日間でオシマイ。
特約店にて 税込3,520円