雨後の月 愛山 純米大吟醸
3年前に飲んだ十三夜以来の雨後の月。
大吟醸だけに香りの発現は明確でリンゴやマスカット系の
芳醇なアタック。口に含むと香味由来の瑞々しい果実の味わいで
16%というアルコールを感じさせない飲み口。
雑味はほぼ感じられず米の甘味が穏やかに広がり余韻も程よく抜ける
フィニッシュ。前回飲んだ風の森の愛山とは違う印象は精米歩合が
大きく違うだけに必然だが、十三夜の掲げる「未完成の美学」の
言葉が頭をよぎる。杯を進めてもまだ満足に至らない「大味必淡」
が雨後の月のポリシーなのかもしれない。
特定名称
純米大吟醸
原料米
愛山
テイスト
ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1