王祿のクチコミ・評価
-
wajoryoshu
4.7
王祿 出雲麹屋 純米にごり 2022 五百万石60% 青☆3
今年も王祿にごり 渓 VS 麹屋の呑み比べ、ただ麹屋2022&渓2021とヴィンテージ揃わずだが、ここの蔵の蔵出しはでき次第なのでやむを得ず。ということで今年は麹屋にごりの方から試してみる。すでに2023も出ているが、さすがに王祿の中で最も発泡感の強いにごり銘柄だけに2022でも新鮮味たっぷり、液面の上昇を見ながらスクリューを緩めて締めてを繰り返し、終わったころには底溜まりのオリもすっかり攪拌された。
ピッチピチ感があるので、入りから甘酸とキレ味両建てで、中盤のコク旨、終盤には苦に加えて今年はいつになく渋も感じられる。そして王祿の中では珍しく、にごりはほんのり果実感さえ感じられる。とはいえ、流行りもののフレッシュ&ジューシーというチャラ系(あっ、チャラ系も好きだけど)などではまったくない。満足度的にはずっと4.5だったが、これぞ0.1刻みになった効用発揮で、4.5と5.0の中間より4.5寄りの4.7。特定名称 純米
原料米 五百万石
酒の種類 無濾過生原酒 発泡
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2024年4月14日
-
-
-
-
-
-
-
-
wajoryoshu
5.0
王祿 出雲麴屋 直汲 2018BY 山田錦60%
またまた某店頒布会からまだ☆表記のなかった時代のレアもの麹屋直汲が舞い降りてきた。この酒は約1年前(2022/10)にも同頒布会でお目にかかり、個人的なその年の酒オブザイヤーに輝き、無理を言ってもう一本年初の持ち寄り会用に購入させたもらった逸品(2017BY)の1年後輩もの。
ここのは瓶詰め熟成なので5年経っているのにグラス内気泡ができ若干ピリ感あり、上立ちは王祿特有の神殿木香、2017BYと比べると入りから酸がしっかり感じられ、濃醇甘(王祿の中ではやはり一番甘が強い)と相まってコク旨味に思わず目を閉じて唸る。さらに燗は旨味増し、燗冷ましも柔らかく、どの温度帯も愉しめる。
(2日目)スクリュー開栓時にまだシュッとして、舌先にピリ感が残る。初日よりしっとり、ちょっとだけ前へ出ていた酸も大人しくなり、よりベストバランスに。王祿の中ではもっとも濃醇旨口タイプに感じられる。特定名称 純米
原料米 山田錦
酒の種類 無濾過生原酒
テイスト ボディ:重い+1 甘辛:甘い+1
2024年2月10日
-
wajoryoshu
5.0
王祿** 純米大吟醸 2019BY 袋吊斗瓶取り 無濾過生原酒 山田錦35% 日本酒度+1.8 酸度 2.3 アル分17.5%
続・正月酒、次は王祿最高位酒。もともと2年に1回発売だったが、これで3年連続発売&すべて2019BYなので、いわゆる当たり年だったのか?一昨年が仕込み26号106/180、昨年が奇跡の連番同号107/180、そして今年は25号32/180。一昨年の口切りは4.0とまだ若さがあって徐々にまったり4.6へ、昨年はあまりの旨さに5.0にしてしまったので、これ以上に評価上げられずだが年々旨くなっている。過去2年はそれでも頑張ってグダグダ書いたが、奇跡的な旨さにもはや言葉にならず。
(2日目)とはいえ、少しだけ補足を。昨年の「王祿らしい神殿香からカラメル苦を纏った穀物甘にしっかりとした酸で円やか&滑らかな旨味を演出、中盤辛変するも熟成のお陰かスパッとではなく、しっとりキレる感じで、終盤の苦渋はわずかに添えられている程度」とあるが、王祿香はあるもより柔らか、味わいはより円やかで真綿のような甘が実にふんわりと優しく、「しっとりキレる」さえも感じないほどで苦渋もほぼない。特定名称 純米大吟醸
原料米 山田錦
酒の種類 無濾過生原酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2024年1月20日