王祿 純米吟醸 渓 2018 生原酒 山田錦55% ☆3
☆3ながらご縁のなかった渓生原に出逢えたので、王祿現行の四合瓶27種(純大5,純吟11,純米9,アル添2)制覇まであと1種丈径Blue直汲を残すのみとなった。ただコロナ下で生産量を絞った際、丈径Blueの生産はしなかったようなので、よほどの奇跡がない限り制覇は当分先になりそう。
渓の生原、それも王祿でも5年物は珍しい。たまにまだ呑んでない王祿銘柄がないか問い合わせる酒店が蔵元に別枠で保存しておいてもらったものを分けてもらえたようで感謝。上立ちはそこまで強くない熟成香がほどよく、入りは大人しくなめらかながらすぐに王祿らしい複雑味を伴う濃醇さが増し、鼻腔に心地良い熟成香が抜け、後半にはふくよかな旨味、余韻にも熟成風味を漂わせる。5年ほど前に王祿に出逢ったころ、渓はその中でも清らかでややスッキリ系のイメージだったが、ここのところは凝縮された濃い目の旨味を感じることが多い。まあでも5年熟成してもこれだけバランスがよく後半にしっかり辛を感じられるのは、雑味を削ぎ落してスッキリ目に仕上げてあるからなのかもしれないが、、、
特定名称
純米吟醸
原料米
山田錦
酒の種類
無濾過生原酒 古酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通