文久元年(1861)、岩手県盛岡市の菊の司酒造から分家し、石巻で創業。長年『新関』の酒銘で地域に親しまれたが、5代目平井孝浩氏が品質重視へと舵を切り、北上川のかつての呼称「ひたかみがわ」に由来する『日高見』の銘で吟醸造りを始める。 新たな市場開拓に地道に取組み、“魚でやるなら日高見だっちゃ!”を合言葉に、三陸・金華山沖の海の幸との食べ合わせを考慮した、柔らかい口あたりとキレの良い後味をアピール。貝や甲殻類の淡い甘味に合う純米吟醸『弥助』、卵焼にも合う純米大吟醸『助六初桜』など、鮨とのマッチング銘柄も充実している。 東日本大震災では大津波で損壊した蔵を建て直し、『震災復興酒 希望の光』を発売して全国的に注目を集めた。復興した蔵は麹室、酒母室、発酵室のすべてを総ステンレス張りに改修し、温度と衛生管理を徹底し、さらなる品質向上に務めている。(松崎晴雄)
日高見のクチコミ・評価
日高見が購入できる通販
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日高見の銘柄一覧
銘柄 |
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純米 山田錦原料米:山田錦、精米歩合:60%、アルコール度:16~17% |
純米 超辛口原料米:ひとめぼれ、精米歩合:60%、日本酒度:11、酸度:1.7、アルコール度:15~16% |
純米大吟醸 ブルーボトル原料米:山田錦、精米歩合:40%、アルコール度:16% |
吟醸 夏吟精米歩合:50%、日本酒度:3、酸度:1.4、アルコール度:15~16% |
純米 山田穂原料米:山田穂、精米歩合:60%、アルコール度:16~17% |
大吟醸 中取り原料米:山田錦、精米歩合:40%、日本酒度:3、酸度:1.3、アルコール度:16~17% |
純米大吟醸 だっちゃ原料米:蔵の華、精米歩合:40%、日本酒度:3、酸度:1.4、アルコール度:16% |
純米大吟醸 低温熟成原料米:蔵の華、精米歩合:40%、アルコール度:16~17% |
純米大吟醸 助六江戸桜原料米:山田錦、精米歩合:50%、日本酒度:1、酸度:1.6、アルコール度:16.5% |
純米吟醸 だっちゃ原料米:蔵の華、精米歩合:50%、日本酒度:3、アルコール度:15.5% |
純米吟醸 愛山原料米:愛山、精米歩合:50%、日本酒度:2、酸度:1.4、アルコール度:17% |
日高見の酒蔵情報
名称 | 平孝酒造 |
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特徴 | 1861(文久元)年、岩手県盛岡市の菊の司酒造から分家し、宮城県石巻で酒造業を始めた平孝酒造(ひらこうしゅぞう)。石巻沿岸の金華山沖では、暖流と寒流のぶつかる世界三大漁場のひとつとして四季折々に美味しい海の幸を楽しめる。かつては江戸時代、伊達藩と南部藩の米の集積地として栄えており江戸や大阪に物資を運んでいた。平孝酒造のある清水町は、その名の通り名水が湧き出る地として有名で、初代が酒造りに最適地とのことで開業した。元々は「新関」という銘柄を醸していたが、時代と共に経営が悪化。先代社長に廃業すると伝えられた5代目は蔵を継ぐことを決意し、全国レベルで通用する酒を目指そうと新銘柄「日高見」を誕生させた。その名は、現在の北上川を指す昔の呼称「ひたかみがわ」と、『日本書紀』に「土地沃壌えて広し」と記された、太陽の恵みを受ける「日高見国」も重ね合わせて名付けられたそう。「日高見」の酒造りは石巻の地域性を生かした「魚でやるなら日高見だっちゃ!」がテーマ。やわらかく、透明感があってキレの良い後味は、魚介類との相性抜群との定評がある。ネタとシャリの相性に心奪われた5代目が「日本一寿司に合う酒を」と、寿司屋に酒を持ち込んでは評価を受け試行錯誤した。蔵にはなんと寿司カウンターが設置され、5代目は現在では「すし王子」と呼ばれている。 |
酒蔵 イラスト |
(立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 日高見 |
HP | |
所在地 | 宮城県石巻市清水町1丁目5−3 |
地図 |
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