鍋島 特別純米 Classic 赤磐雄町米
2022.02製造
鍋島73本目
純米大吟醸に続き、雄町ブームの鍋島シリーズニューフェースが登場。その名も…
「鍋島 特別純米 Classic 赤磐特等雄町米」
遂に登場した雄町の特別純米酒です!しかも豪華に特等雄町を使用しているようですね。鍋島の特別純米酒シリーズにハズレがないだけに、これは期待しかない!!
購入はいつもお世話になっている新潟県の「かどや」さん。今回は春鍋とともに購入させていただきました。ありがとうざいました。
さて、早速開栓!ポンっっっっ!!爆発笑笑!!皆さん、本当に開栓注意!!( • ̀ω•́ )キリッ✧
【スペック】
○使用米
赤磐雄町米100%(特等)
○精米歩合
60%
○アルコール度数
15度
【味わい】
○温度帯
花冷え→燗
○香り
なぜか甘い吟醸香笑、穀物香(甘い)、ちょいフルーティ
○含み
サラリとした口あたりから、ソフトな甘酸味をまず感じます。それから一気にお米の風味と芳醇な旨味がブワッと口中に広がります!なんじゃこりゃ笑
○中盤
口中で転がすと甘旨酸と複雑に絡み合いながらもフルーティな香りが奥からやってきます。
○余韻
甘酸→鍋島感ある苦味…。苦味はいつの間にか消えていく儚いタイプのキレ。雑味なくクリアです。素晴らしい。
【燗】
甘味爆発!!熱燗では甘味が強く出るので、人肌あたりか、それより低いあたりが適温かと。人肌あたりからお米の甘味と旨味にやわらかい吟醸香がそっと包み込んでくれる寛容さがとてもスイート。お母さんのお腹の中にいるような安心感。
【アテ】
○明太子ご飯
今日のご飯はリュウジさんのバズレシピから「至高の白飯」を使用しての明太子ご飯!白飯にはレシピどおり日本酒(鍋島 鍋島米)を使用しています。
炊き上がった白米についてはしっかりとお米の甘味が引き出されており、そこにしっかりと旨味もある。白米→鍋島…あー!!いいわぁー!白米の甘旨味と鍋島の甘旨味が完全シンクロ!
そして明太子ご飯!明太子ご飯→鍋島…あぁ!いいわぁー!甘旨辛から鍋島の酸味が明太子のクセをスカッとキる!
【甘辛】
ちょい甘…かも
★総評
本当に特別純米酒なのか!?と思わせる飲み口。雄町の芳醇な旨甘味とフルーティな香りは、今まで飲んだ特別純米酒の印象を変えてくれるには十分。鍋島特別純米シリーズの中でも異色で、ここまでお米の旨味が引き立っているものは無いのではないでしょうか。
オススメ温度帯は…あえて冷やして!!鍋島のクラシック系なら燗が正義なのですが、今回は涼冷→常温の方が、お酒がもつお米の味わいとフルーティさのどちらもバランスよく感じれ、鍋島の真骨頂を感じられる温度帯ではないでしょうか。
しかしながら、燗でも十分においしく、今の季節でもしっかりと寄り添ってくれるお酒です。
レビューが予想以上に長くなってしまい申し訳ありません。鍋島となると思わず語りたくなる性分。
今回の鍋島の雄町特純は新たな鍋島の新たなステージでした。クラシックかつモダン。ネオクラシックとでも言えそうな味わい。皆さんに是非と飲んでいただきたい鍋島ですが、今回はタンク一本分の仕込みということで本数も少ないみたいです。見かけましたら即購入していただくのがいいかと思います!是非とも富久千代酒造さん、飯盛杜氏の新たな特純ステージを感じていただければと思います。
今宵も素晴らしい鍋島ライフを!
特定名称
特別純米
原料米
雄町
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通