熊本県で1902年に創業した花の香酒造の看板銘柄。同社は神田酒造として誕生したが、1992年花の香酒造に名を変えた。6代目となる神田清隆氏が現当主で杜氏も務める。「花の香」を支える基幹商品は、精米歩合35%の純米大吟醸「梅花」、同50%の純米大吟醸「桜花」、そして麹米50%・掛米60%の純米吟醸「菊花」など。なかでも「桜花」は、ロンドンSAKEチャレンジで金賞受賞、フランスで開催された日本酒コンクール第1回「Kura Master」では最高位のプラチナ賞に輝き、上位10銘柄に選出されて「審査員特別賞」も受賞した。 使用米は「山田錦」で、今では珍しい伝統技法「撥ね木搾り」で上槽している。醪を酒袋に入れて槽に積み込み、「撥ね木」と呼ばれる巨木に重しを吊してテコの原理で圧をかけるもの。時間をかけてゆっくり搾るために優しく旨みのある酒になるという。まさしく花のように華やいだ香りが印象的。米の旨みが広がりながらも透明感があり、キレのいい後味を楽しめる。(八田信江)
花の香のクチコミ・評価
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花の香の銘柄一覧
銘柄 |
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純米大吟醸 和水原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16% |
純米大吟醸 梅花原料米:山田錦、精米歩合:35%、アルコール度:16% |
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純米大吟醸 桜花 弐拾原料米:山田錦、精米歩合:20%、アルコール度:16% |
はなのか 低精白 九拾原料米:山田錦、精米歩合:90%、アルコール度:16% |
純米吟醸 九號原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16% |
純米吟醸 華錦×1401 秋想蔵出原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16% |
花の香の酒蔵情報
名称 | 花の香酒造 |
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特徴 | 1902年創業の花の香酒造は、熊本県玉名郡和水町という山の中に位置する小さな酒蔵。蔵の目の前を流れる菊池川は、「二千年にわたる米作りによる大地の記憶が残っている」と日本遺産に認定されており、周辺には平山温泉、三加和温泉、山鹿温泉…と、いくつもの温泉がある自然豊かな場所で、「花の香」「花火」「ハナノカ」「神田」といった銘柄の日本酒を醸している。 創業当時は清酒製造だけだったが、のちに焼酎の蒸留もスタートさせた。しかし、やがて焼酎ブームが去ると、経営は危機的状態に陥る。六代目・神田清隆さんが実家である酒蔵に戻ってからの2014年、窮地を脱するため、数名の蔵人とともに「獺祭」の門戸を叩き、酒造りの極意を学んだ。 その後少しずつ設備を整え、「花の香」らしいと評判を得ている、香り高く、綺麗で透明感のある酒質を確立した。自らも一部田んぼを手掛けながら農業にも注目して、ついに令和1BYからは全量、地元・和水町産山田錦を使用し、和泉町でしか成し得ない酒造りを実現させている。(関 友美) |
銘柄 | 花の香 神田 HANANOKA(ハナノカ) 花火 産土 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 熊本県玉名郡和水町西吉地2226−2 |
地図 |
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