山形県からの『惣邑』純米生酒。
十四代で一世風靡した羽州誉とは違うキレ味の持ち主・出羽の里を60%まで磨いて醸された一本です。
一般的に出羽の里は米の中心が大きく70%も磨けば吟醸酒並みのキレイさが出せると言われている酒米。
しかし、蔵元さんたちは妥協を一切許さず、更に磨き、山形酵母で仕上げてくれました。
とにかく、旨い。
キレ、酸味、甘味、余韻。そして、生酒由来のフレッシュ感に、口の中いっぱいに広がるトロトロまろやかな素晴らしいまとまり。
トータルバランスも秀逸で、各々の個性は出しつつも、お互いが干渉しないベストな距離感。
我々の人間関係もこうでありたい、などと、完成された美酒を目の前にして野暮なことを感じながら、今宵も痛飲してしまいました。
この時期、新酒生酒の季節はとても2合では、終わらず呑み過ぎてしまいます。
特定名称
純米
原料米
出羽の里
酒の種類
生酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通