- 日本酒ランキング56位
- 東北地方日本酒ランキング18位
- 福島日本酒ランキング5位
江戸美人風の着物姿の女性が現代風の笛を吹き鳴らす、風流なラベルデザインが目印。酒蔵は福島県中通りで創業1865年の歴史をもつ。オーガニック純米酒「自然郷」、プロの料理人にもファンが多い料理酒のロングセラー「こんにちは料理酒」の醸造元としても知られる。 「楽器正宗」は大正時代に敏腕の二代目が立ち上げたブランド。ユニークな名前は、国家「君が代」の作者である宮内庁の雅楽師が当時の蔵を訪れ、「酒造りも楽器造りも同じ神様への捧げもの」という言葉を送ったことに因む。地元酒の銘柄として長く愛されてきたが、純米酒中心の造りへの転換を機に2001年に一度は製造休止へ。15年後の2016年、自身で杜氏を努める五代目蔵元によって復刻を遂げた。 新バージョンの「楽器正宗」は、あえて大正〜昭和の主力であった本醸造を定番に据えつつ、味わいは軽やかで飲みやすい令和流にモダライズ。マスカットやライチの果実香、ジューシーな甘味と澄んだミネラル感、フレッシュなガス感の心地よさが飲み手の舌をつか み、押しも押されぬ大人気銘柄に成長している。(堀越典子)
楽器正宗のクチコミ・評価
楽器正宗が購入できる通販





楽器正宗の銘柄一覧
銘柄 |
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白鼓 大吟醸精米歩合:40%、アルコール度:15% |
混醸 出羽燦々原料米:出羽燦々、精米歩合:60%、日本酒度:-4、アルコール度:15% |
福乃香 純米吟醸精米歩合:60%、日本酒度:-2、アルコール度:15% |
混醸 雄町原料米:雄町、精米歩合:60%、日本酒度:-3、アルコール度:15% |
混醸 愛山原料米:愛山、精米歩合:60%、日本酒度:-3、アルコール度:15% |
混醸 山田錦原料米:播州山田錦、精米歩合:60%、日本酒度:-3、アルコール度:15% |
純醸 中取り原料米:夢の香、精米歩合:60%、アルコール度:13% |
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フォルテピアノ TYPE-C原料米:夢の香、精米歩合:60%、日本酒度:-8、アルコール度:13% |
Queen 特別純米酒原料米:夢の香、精米歩合:60%、日本酒度:-5、アルコール度:12% |
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本醸造 別撰中取り原料米:夢の香、精米歩合:60%、アルコール度:15% |
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貴醸酒 Type-C精米歩合:60%、日本酒度:-13、アルコール度:13% |
楽器正宗の酒蔵情報
名称 | 大木代吉本店 |
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特徴 | 福島県白川盆地の北部にある自然豊かな町、矢吹町。ここに「自然郷」を醸す大木代吉商店がある。創業は1865年(慶応元年)。 代表銘柄の「自然郷」は4代目蔵元・大木代吉氏が、米だけを原料とする酒造りをめざしたことに始まる。地域の農家と契約し、当時としては珍しい農薬不使用米だけを使って醸造を開始。1974(昭和49)年、「無添加酒-自然郷」として発売した。当時は「純米酒」という言葉もない時代。市場に受け入れられるまで時間を要したようだ。その後、日本酒の本物志向の高まりとともに、純米酒の先駆けとして広く知られるようになる。 このように歴史ある酒蔵だが、最近、建屋と酒の味は大きく変わった。転機となったのは東日本大震災。旧奥州街道沿いに白壁土蔵造りの趣ある蔵を連ねていたが、大小14の蔵の5棟が全壊、残りも半壊の被害に遭った。震災直後、蔵元を訪ねる機会があったが、白壁は崩落して無残な姿に。伝統建築法での再建はかなわないだろうと思えた。かろうじて全壊を免れ傾いた蔵では、静寂が支配する中でタンクの醪がふつふつ音を立てていた。 それが4年半をかけて復旧、スタイリッシュな建屋に生まれ変わった。「自然郷」には、軽妙な酸味のきいた現代的な風味が特徴のBIOシリーズが加わり、5代目・大木雄太蔵元のもと新たな歴史を刻み始めている。(八田信江) |
酒蔵 イラスト |
![]() (立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 自然郷 楽器正宗 愛郷の輝き 國士冠 開拓のうた |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 福島県西白河郡矢吹町本町9 |
地図 |
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