今宵の「地の物摂酒」は、「楽器正宗」です。
前回は本醸造でありながら皆さんの評価の高いお酒、ということでいただいてみました。
が、やっぱり私には本醸造は合いませんでした。
しかし、いろいろと種類(醸造法)があるので他のお酒はいかに・・・ということで、第二弾となりました。
前回は特別本醸造、今回は磨きの浅い本醸造にチャレンジです。
磨きが若干浅いので甘味やまろやかさが増した味わいになると予想しています。
それでは、いただきま~す。
おー、だいたい予想していた味わいです。前回より呑みやすいです。
しかし、2~3口呑み進めるとやっぱり問題のアルコール感の刺激を舌にピリピリと感じ始めてしまいました。
1割程の醸造アルコールが混ぜてあると思うのですが、人間の舌は敏感ですね。
本質の純米の状態ではかなり美味しいと想像されるのですが、刺激の強いアルコール感を強く感じてしまい残念です。
この10%の違いは純米酒に水を入れて飲み比べると簡単にわかってしまうくらいの比率の高い割合です。
本醸造(アル添)は、かさ増しして大量かつ安価に製造するため、ブレンドによる味の調整のため、アルコール度数を調整するなどのために使われますよね。
このお酒は、大多数の方が美味しいと評価をしているので、造り方としては成功なのでしようね。
でも、私は昔からアル添酒(食用エタノール添加酒)独特の舌を刺激する味わいが苦手なので、なかなか口に合うアル添酒には出会えません。
冷酒だったお酒を室温で常温状態まで温度を上げてみました。
温度が少し上がったためか円やかになって刺激が少なくなりました。
相対的に、若干ではあるものの前回の特別本醸造より呑みやすい気がします。
明日は、燗に挑戦してみます。
2日目
熱燗でいただきました。
思った通り、美味しいですねー。
甘味が増し、アルコール感も半減しました。
醸造したアルコールも一緒に抜けてしまっているわけですから、次回は混ぜ物なしの純米酒を味わいたいですね。
特定名称
本醸造
酒の種類
無濾過
テイスト
ボディ:重い+1 甘辛:普通