香川県の中堅蔵元が世に問う、新しいタイプのにごり酒。あえて「にごり酒」というタイトルを使わず、「クラウディ」(‟曇っている”の意で、海外ではにごり酒のことを「クラウディ・サケ」と呼ぶことが多い)と命名したのも、そのあたりの意図がうかがえます。 まずにごりの量が多いにもかかわらず、どろっとした感触はなくさらりとしていること。アルコール度数が6度とビール並みに低いこともあるが、質感から受ける印象がまったく異なっています。そして酸を効かせた特有の甘酸っぱい味わい。通常よりも麹の使用量が多く、さらにクエン酸を生み出す白麹を用いているので、酸味と甘味をしっかりと際立たせています。にごり酒、また日本酒を飲んでいるというよりも、カルピス・サワーなど乳酸飲料の風味を思い起こさせる、軽快で爽やかな飲み口です。 香川名物の「骨付き鶏」に合う酒をめざして考案されたという話もあるが、そのようなピンポイントのマッチングに限らず、いままで日本酒にはなかった飲酒シーンを生み出すような、大きな可能性をも示唆する酒といえます。(松崎晴雄)
讃岐くらうでぃのクチコミ・評価
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川鶴(かわつる) 讃岐くらうでぃ 720ml【香川県】【観音寺】【甘酸っぱい】【フルーティ】【低アルコール】【カルピスみたいに飲みやすい】【日本酒デビューにオススメ】
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讃岐くらうでぃの銘柄一覧
銘柄 |
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讃岐くらうでぃ 本醸造 |
讃岐くらうでぃの酒蔵情報
名称 | 川鶴酒造 |
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特徴 | 四国霊場八十八カ所のひとつ七宝山観音寺に由来する観音寺市は、香川県の西端に位置する町である。 そこに蔵を構える川鶴酒造(かわつるしゅぞう)は、徳島県で染物業を営んでいた初代によって1891(明治24)年に現在の地で創業した。銘柄「川鶴」は、初代が蔵の裏に流れる財田川に舞い降りた華麗な鶴の姿を夢間に見たことから名付けられたという。これが蔵の代表銘柄として地元で広く知られ、120年以上が過ぎた現在でも親しまれている。昭和真っ只中の酒がよく売れた時代の全盛期には9600石にも上る出荷量を記録したこともあったが、昭和の終わりに架かった瀬戸大橋によって市場に大きな変化が起き、販売量は年々減少していった。現在の蔵元、6代目は2004(平成16)年に蔵を引き継いだ時、定番であった普通酒からの転換を図り「品質重視」の日本酒造りへの方針転換を打ち出す。2010(平成22)年にラベルを一新し、限定酒として新ブランドを誕生させるが、銘柄は変えず「川鶴」として全国へ流通させると、その評判は年々上がっていった。数々の品評会でも高く評価されるようになり、最近では地元の名物”骨付き鳥”と合わせた「讃岐くらうでぃ」は数々のメディアにも取り上げられるほどの話題に。また新たに生酛や水酛をテーマとして乳酸・酵母無添加のブランド「NORA」を誕生させるなど、さまざまな商品開発へのあくなき挑戦を続けている。 |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 川鶴 大瀬戸 讃岐くらうでぃ 讃美 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 香川県観音寺市本大町836 |
地図 |
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