旬のモノで飲むシリーズ、今日はスーパーで富山から来た生のホタルイカを発見。
目がキラキラしてる〜と、連れて帰る。
「生で食べるなら内臓取ってね」とあったので、一匹だけ足ごと引き抜いて、生でお醤油垂らして食べる。
鳥取の実家から白イカを箱ごと送ってくることがあって、その時にイカをせっせと捌くから慣れてるとは言え、こんなちっこい子を痛めつけてる罪悪感がすごい。
生のホタルイカ、めちゃくちゃおいしかったけど一匹でやめておく。
キラキラの子たちを、塩を入れて沸騰したお湯に入れる。こっちの方が残酷やん、という意見は横に置いて。
ぷくぷくに膨れた、茹でたての甘いホタルイカ。
合わせるお酒は、またも帰り道に「こんな高架下に酒屋が〜」と入ってしまい、手ぶらで出られなくて買ってしまった「冬の月 朱月(あかつき)」。
「冬の月」なのに春夏秋冬バージョンがあり、朱月は春のお酒。ピンクのラベルがかわいい。
ちょっとシュワっ、ピリッとして春ののどかさとはイメージが違う。米の旨みを広げた後は、あまり舌に残らず淡く消えていく。
春先の少し肌寒い時期の、空気の味がする。
ホタルイカのねっとりしたワタと、爽やかな春酒のコンボ。
ああ、ぼんやりしてるうちに春が終わってしまった。
職場の男の人たちが、ネクタイを外してて気がついた。真面目な人と、暑がりじゃない人はまだしてたけど。
今年の春は、幸せな春だったな。
思い出しながらの、名残り酒。
特定名称
純米吟醸
原料米
アケボノ
テイスト
ボディ:軽い+1 甘辛:辛い+1