久しぶり…というか今年初の赤武は新ブランドの翡翠。
一口めから強烈にジューシーかつフレッシュ。
アルコール感も薄く、スイスイいけちゃいそう。
見ためもスッキリしてて、上品な旨さ…しかし、ちょっと物足りない。
赤武も杜氏が釜石高校を卒業して、東京農大の醸造科学科に進学した一年めの終りに、東日本大震災で大槌町にあった蔵は津波と火災で全壊してます。盛岡市の桜顔酒造の協力を得て、4年生になったときに盛岡で蔵を復活。「酒を造り続けるかは分からない。好きな道に行けばいい」と父親にいわれたものの、2014年に帰蔵。
大槌町から盛岡に移ったこともあり、震災をきっかけにして地元の岩手に戻った20~30代の若手を中心に従業員を新たに採用して、女性や未経験者でも大丈夫なように設備投資を行い、週休二日のシフト制も導入。そんな体制で生まれたのがAKABU。「蔵ができた時に、新しい赤武酒造ができた。一時期、震災のことで落ち込んだ時もあったけど、今は未来のことを考えたい」と話してました。10年足らずで、ここまで来るのも凄いと思う。まだまだ旨くなりそう。
特定名称
純米吟醸
テイスト
ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1