日本酒造りの発祥の地とされている、奈良県の三輪にある今西酒造。現在、日本酒愛好家からプロまで、多くの人たちから支持されている人気の酒蔵です。創業は1660(万治3)年と古く、地元にある酒の神様として信仰されている、大神神社のご神体を祀っている三輪山は、「三諸山(みむろやま)」とも呼ばれ、代々受け継いでいる「三諸杉」は、そこから名づけられたといわれています。現蔵元は14代目の今西将之さんで、定番銘柄の他、「三輪を飲む」をコンセプトに「みむろ杉」を立ち上げ、仕込み水と同じ水脈で育てる地元米で酒を醸しています。 「今西」は、製造石数が全体の約5%という限定商品で、岡山にある赤磐地区の雄町や朝日米を使用した酒です。シルクのようななめらかな口当たりで洗練された味の「みむろ杉」に比べ、「今西」はふくよかな甘みが特徴で、ほのかにミルキーなニュアンスがあります。たっぷりした旨みもありますが、後口のキレがよく、飲み飽きしないところも持ち味です。
今西のクチコミ・評価
今西が購入できる通販
今西の酒蔵情報
名称 | 今西酒造 |
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特徴 | 1660(万治3)年創業の今西酒造。三輪素麺が有名な奈良県桜井市大字三輪にあり、近隣にある三輪山を御神体とする「大神神社」は酒造りの神様といわれており、「活日神社」には杜氏の祖とよばれる高橋活日命を祀られている。三輪山の通称が「三諸山」であり、みむろ=実醪…酒母のことを指しているといわれている。酒造り発祥の地と呼ばれ、今もなお酒の神様に見守られながら、同蔵では酒造りを続けている。 御神体である三輪山の伏流水を仕込水とし、三輪山の裏手に残る自然の原型ともいえる素晴らしい環境下で作られた米を使用している。とくに注力するのが、奈良県でただ一つ開発された酒造好適米「露葉風(つゆはかぜ)」。育てにくい米だけに生産量は少なく、使用している酒蔵も限られている。 代表的な銘柄は「三諸杉」と「みむろ杉」の2つ。創業当時からある地元流通「三諸杉」は、ふくよかな味わいと芳醇な香りが特徴。適度に熟成されることを計算して造れている。「ろまんシリーズ みむろ杉」は限定流通で、新鮮なうちに飲むよう計算された、穏やかな香りと酸が特徴のフレッシュできれいなタイプ。とくに「ろまんシリーズ みむろ杉」の甘みと酸のバランスのよさ、軽やかさは万人から愛され、この酒を日本酒の入り口にする人も少なくはない。「仙台日本酒サミット2019」 1位、「SAKE COMPETITION2019」純米酒部門」GOLD、「SAKE COMPETITION2018」純米酒部門SILVER獲得など安定した受賞を重ねている。(関 友美) |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | みむろ杉 鬼ごのみ 今西 阿吽 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 奈良県桜井市三輪510 |
地図 |
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