「あさびらきびらき」
岩手・あさ開・大吟醸・華やか辛口・精米歩合50%
・まず重要な一歩は、「あさ開」とは<あさかい>ではなく<あさびらき>と読むことである(FEPも対応している!)。岩手ではそんなこと常識なのだろうけど、関西では知らない人はほぼ間違いなく<あさかい>と読むよなぁ。あさかいだと土木系、例えば浅井開発の現場略称ですみたいな印象というか、少なくともお酒とは思えない(笑)。
・あさ開はこちらで見ることはまずないし全国記事で見かけることもほとんどない。私も船瀬氏の本で名前だけ並んでいるのを見たのが唯一なのだが、全国新酒鑑評会上位の常連で東北では知名度高いらしい。
・この大吟醸華やか辛口はまず吟香が迎えてきた後は次にその裏に隠れていたザ日本酒的輪郭が顔を出してくるのだが、控えめで決して嫌な感じというわけではない。風味はよく言えばコクはあるのにサッパリ、別の言い方をするとスッと薄く流れていって奥行きはない。アル添してあるので後味は研ぎ澄まされた切れ味を感じるが、大吟醸としては飲み終わった後にふくよかさみたいなのが物足りなかった感じはするかな。
・とは言え、こいつは大吟醸といってもあさ開の入門編みたいな位置付けのコストパフォーマーなのでこれでどうこう言うのもよろしくなさそう。むしろ大吟醸としては価格抑えた鉄砲玉な位置付けぽいので、ここのもう少しちゃんとしたのを味わってみたいと思ったですよ。東京でも行動範囲ではあまり記憶に残ってないのでもう少し意識してウォッチすることにしよう。今日のところはまずは「あさ開(あさびらき)開き」ということで。ちょっとややこしい(笑)。
<旧サイトから引っ越し分のため日付は正しくありません>
特定名称
大吟醸
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通