「黒龍 特吟」
(注)今回は少し長めのレビューになります。そして酒の味に関する内容が非常に薄っぺらくなっておりますことをご了承下さい。
最近、無人島にカヤックで渡ってやるプチサバイバルキャンプ&フィッシングにハマっている自分。
て言っても岸見えてるくらい近い島なんですけどね。
回を重ねるごとに、いかに持ち物を削れるかをテーマにチャレンジしております。
今回持参した物はいつものカヤックフィッシング道具に、テント、米一合、鍋、オリーブオイル、水、ワンバーナー。
食糧は釣った魚、米。以上。
釣れなかったら海水かけご飯(笑)。
あ、日本酒は必須。
そこで今回のなんつってサバイバルに選抜されたのはコレ、黒龍 特吟。
要冷蔵の生酒ではなく、魚に合う大好きな福井の酒、ということで道連れに。
そして今回のチャレンジ。
結論から言うと、ガシラ、アオリイカ、サゴシの三種類を捕獲することができ、塩水ご飯はなんとか避けられました。
基本キャンプ飯は凝らない人なので、この日のメニューは全て放りこんだアクアパッツァのみ。
カッチョよく言ってますがガーリックオリーブオイルで炒めて黒龍(!)、海水(笑)で煮るのみ。
ワインもトマトもないし、もはや酒蒸し(笑)。
しかも水使ってなくなったので、飲み物で持ってきたレモン炭酸水ぶちこんで薄めて微調整(笑)。
そして目の前にある船着き場の波止にソロテントを張り張り。
と、ここでえらいことに気付きました。
ライト忘れた!(笑)
まあそんなことは2秒で忘れて、スマホのライトで凌ぎます。
すでに辺りは暗くなって作ったご飯が見えません(笑)。
そんなことも見て見ぬふりでいただきます!
まずはアクアパッツァという名の酒蒸しから。
出汁スゴっ!!
黒龍特吟でアクアパッツァした人、多分世界初だと思うんだけど、これは旨い!
いや、旨味しかない!
そこですかさず黒龍。
あー、もはや合うのかどうなのかわからない(笑)。
ただ一つ言えることは、最高に旨い!!
ご存知のように黒龍は滋賀酒みたくガッツーんとくる酒ではないんですが、こんなロケーションでしみじみ飲むには我ながらベストセレクションやないか。
相変わらず主張し過ぎないうすらメロンと上品な甘味は、やっぱり海のモノと合うなー、と真っ暗闇のなか一人悦に入るバカ犬(笑)。
あー、岸から1キロだけ離れた俺だけの楽園…。
風呂は入れないけど、足元の波の音を聞きながら眠りにつく贅沢。
日頃のシガラミを忘れさせてくれる、テントから見る星空、日の出。
あー、オレ今生きてる!と実感しながら飲む酒は言うまでもなく最高でした。
真っ暗闇なんですけど(笑)。
と、一人珍道中記はここで終わるはずだったのですが…。
この後起こる大変なことを、バカ犬はまだ知る由もありませんでした。
続く(笑)。