達磨正宗 飲みくらべお試しセット(熟成三年・五年・十年・二十年)日本晴
お試しには親切な50mlセット。三年でも香りはほんのり熟成香、含んでもまだ古酒感は薄いが、余韻に熟成を感じる。五年では香りも熟してきて、味わいも少し濃醇になり、それは喉奥でより感じる。十年では紹興酒っぽい古酒感が出てきて、コクもアップ。日本酒の古酒を愉しむならこのあたりのバランス的がベストか。二十年ではさらに古酒感が深まり、またアルコール度数も高まり重厚なコクがじんわりと。ただ、泡盛のくーす20年物と比べるとやはり軽くは感じる。
(後日)あらためてこの2,5,10,20年熟成ものの呑み比べはかなり面白い。3年ものでは今後の熟成の先に想いを馳せる要素はあるし、5年では十分に時間をかけた旨味をすでに感じられ、10年ならじっくりとその時の流れを愉しむことができ、20年になれば時の重みをズッシリと感じられるのである。考えてみると、そもそもの酒質が優しいゆえにどの年代も滑らかなコメ旨を素直に感じられるのだろうと思う。
原料米
日本晴
酒の種類
古酒
テイスト
ボディ:重い+1 甘辛:普通