年間生産量は約20石。「日本一小さな酒蔵」を標榜する家族経営の蔵。「射美」は、蔵主と杜氏を兼ねる五代目の杉原慶樹さんが立ち上げ、その酒質が高く評価されている人気ブランド。県の農業試験場職員である専門家、地元の契約農家とタッグを組み、オリジナルの酒米「揖斐(いび)の誉」を開発。揖斐川の伏流水を濾過した仕込み水、蔵付き酵母を使用し、独自のテロワールを表現している。 主力商品は、看板の酒米「揖斐の誉」のうち、“S7“とナンバリングされた品種を40%まで磨いた純米大吟醸「GOLD」と大吟醸の「SILVER」、別バージョンのAMS種を80%の低精米で醸す「BLACK」、白麹で独特の甘酸っぱさを表現した「WHITE」など。いずれも流通量が極めて少なく、根強いファンも多いことから、発売日に完売してしまうこともしばしば。今、最も手に入りにくい“幻の酒”から目が離せない。(堀越典子)
射美のクチコミ・評価
射美が購入できる通販
射美の銘柄一覧
銘柄 |
---|
|
特別純米15 イチゴ原料米:揖斐の誉、精米歩合:60%、アルコール度:16% |
WHITE 無濾過生原酒原料米:揖斐の誉、精米歩合:50%、アルコール度:15% |
BLACK 無濾過生原酒原料米:揖斐の誉、精米歩合:80%、日本酒度:-3、酸度:1.3、アルコール度:17% |
SILVER 無濾過生原酒原料米:揖斐の誉、精米歩合:40%、酸度:1.5、アルコール度:17% |
|
BARREL精米歩合:50%、日本酒度:-3、酸度:1.8、アルコール度:17% |
GOLD 無濾過生原酒原料米:揖斐の誉、精米歩合:40%、アルコール度:16% |
射美の酒蔵情報
名称 | 杉原酒造 |
---|---|
特徴 | 杉原酒造は、岐阜県揖斐郡大野町で1892(明治25)年に創業された酒蔵だ。「日本一小さな酒蔵」を掲げ、家族経営している。他の酒蔵に比べて製造量は少ないが、いくつかの銘柄をつくっている。しかし最も有名で、この蔵の知名度を向上させたのは「射美」。青年海外協力隊として海外にわたってアジア諸国で水産関連の仕事をしていた5代目・杉原慶樹氏。家業である酒造は「日本が守っていくべき仕事」と気づき、28歳で跡を継いだのちに誕生させたブランドだ。「揖斐」の地名と、「美酒を射る」という2つの意味が込められている。西東京の酒販店などからアドバイスや忌憚のない意見をもらい、試行錯誤した末に生まれた「射美」は、ふんわりとした甘い香りに、たっぷりとした甘さと旨さがたちまちに人々を魅了し、元々の生産量の少なさも手伝って「入手困難の幻の酒」と言わしめた。杉原氏はそれだけでなく“悪くない無難な酒”、ではなく「求めているのは、この地の水と米と地元に適した酒づくり」として、県の農業試験場職員である専門家・高橋宏基氏、地元の契約農家・松久日出成氏とともにオリジナルの酒米「揖斐の誉」を開発し、理想の酒づくりを追い求めている。(関 友美) |
酒蔵 イラスト |
![]() (立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 千代乃花 揖斐川 射美 杉乃井 伯龍 慶樹 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 岐阜県揖斐郡大野町下磯1 |
地図 |
|