純米大吟醸 彼の岸。
奥さまの誕生日に託けて、ついに開栓してしまいました^^; 鯛と筍のしゃぶしゃぶと共にいただきます!
鼻を近づけると蜜の入った林檎の香りがします。先ず甘味から入って酸味、旨味と順番にご挨拶。切れ際にほんの僅かに苦味という流れのある展開。この甘味は香りのイメージ通り林檎の蜜みたいな甘さ。クイクイやるのも勿体ないのでゆっくり味わっていると、時間と共に甘・酸・旨味が溶け合って円やかな塊になって来ました。やや甘めだけどバランス良く綺麗な味わい。旨いです^ ^ 確かに旨い。ただ、九平次の最高峰だけに否応なく高まってしまう期待に対して、うーん…そこまでかなぁ?て感じにはなってしまいます。バランスの取れた旨さは良いとして、その先にある何かを見せて欲しいところ。例えば「黒田庄に生まれて」には九平次らしさの奥に独特なコクを感じましたが、そういう印象に残る何かを求めてしまいます。勿論それが「クセ」ではなく「圧倒的な旨さ」なら更に良いんですけど。本当は数日様子を見てみたい気持ちもありつつ、奥さまに気持ち良く飲みきっていただいたので、今回はこれまで。いつかまた、機会があれば…って、そうは無いと思いますが^^;