作 純米吟醸 神の穂
神は細部に宿る。
ドイツの建築家ローエの言葉ですが、
あらゆるものが神を宿すという
信仰と共に生きてきた私たちは、
丁寧な仕事に神が降りてくるという
感覚を自然に持っています。
現代の名匠が醸したこのお酒も。
ふわっと立ち上る果実は、
りんご、なし、葡萄、南洋のものも少し。
そして爽やかな甘み、旨味。
特筆すべきはやはりあとの綺麗さ。
さっきの甘やかな時間は夢かな?
最初の広がりから収束するまで
実に鮮やかな展開ですが、
尖った感じはなく自然に柔らかに。
神事からはじまった酒造り。
日本人で良かったと思う一本。