花巴 純米酒 速醸&山廃&水酛 国産米70%
正直あまり得意ではない「酸」を学ぶために、「酸を開放する」という蔵の酒と向き合ってみる。
(常温)
速醸:入りから酸炸裂、3種の中では一番軽やか、とはいえ平均値よりは濃醇、終盤に辛苦も、呑み進めると軽やかさは柔らかさに、3.4~3.5
山廃:入りは速醸より柔らかく、中盤からぐんと酸が濃くなりコメ旨広がり、中盤から辛、終盤の苦あるもわずか、呑み進めるとその柔らかさをよりふんわりと、3.6~3.7
水酛:入りから柔らかで甘さえ感じ、中盤から終盤にかけての酸の伸びは一番で発酵感強し、呑み進めて酸に慣れてくると、入りから甘旨をより濃く感じる、3.5~3.8
(燗)
速醸:燗による変化量はもっとも少なく、ぬるがピークでそれ以上ではシャープに、ベストは常温~人肌、3.5~3.6
山廃:速醸よりは燗による膨らみ幅大きいも、やはりぬる~上あたりがピークでこれくらいからむしろ辛キレへ、ベストはぬる、3.6~3.8
水酛:燗により大きく膨らみ、熱前後がピークで飛び切りからの燗冷ましもかなりイケる、ベストは飛び切りからの燗冷まし上、3.6~4.1