江戸時代末期に創業し、京の公家たちから愛された桜の名所に酒蔵があることから名づけられた銘柄です。近年、アルコール度数の低い日本酒を造る蔵がふえている中でも、「片野桜」はそれに逆行するように高アルコールの原酒にこだわっています。約500石を製造する中で、8割を占める特定名称酒の4割が原酒という稀有な酒蔵でもあります。技術と経験値が必要な山廃造り(生酛のような櫂入れをせずに天然の乳酸をつくる方法)をもとに酒を醸し、骨格のしっかりした飲みごたえのある酒質に仕上げています。 派手さはなく、どこか昔懐かしい郷愁を誘う味わいで、常温や燗酒にしていただくのがおすすめ。濃醇な味わいに負けない、すき焼きや角煮など醤油味のこってりした肉料理のほか、グラタンやウォッシュタイプのブルーチーズなど、山廃酛の乳酸風味と同調する乳製品とも合わせたくなります。
片野桜のクチコミ・評価
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片野桜の銘柄一覧
片野桜の酒蔵情報
名称 | 山野酒造 |
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特徴 | 山野酒造(やまのしゅぞう)は、大阪府交野市で江戸時代末期に創業した酒蔵である。交野市は平安時代に貴族の遊猟地として栄え、現在も「七夕のまち」として知られる。市内には天野川など星にまつわる名所が多く、豊かな自然と歴史的な桜の名所としても有名である。代表銘柄「片野桜」は、平安時代に交野の地が「桜狩り」とも言われるほどの桜の名所であったことに由来する。山野酒造では、生駒山系の伏流水と地元関西の上質な酒米を使用し、地域の風土を活かした酒造りを行っている。製造する酒の約9割が特定名称酒で、そのうち4割が力強い味わいの「原酒」となっている。酒母には山廃、速醸に加え、令和からは新たに生酛造りも採用し、それぞれの技法が生み出す個性を大切にしている。小規模な蔵ながら、全国新酒鑑評会で令和6年までに10回の金賞を受賞し、その技術力は高く評価されている。片野桜の醸造理念は「そのお酒らしく」である。吟醸酒では豊かな香りと洗練された味わいを、純米酒では冷やや燗での飲み応えを重視。山廃系では旨味と酸味の調和を追求している。また、地産地消にもこだわり、酒米の栽培から取り組む商品も展開。交野の自然と歴史に根ざした酒造りを続けている。 |
酒蔵 イラスト |
(山本浩司氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 片野桜 くらわんか 富楼那 織姫の里 百天満天 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 大阪府交野市私部7丁目11−2 |
地図 |
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