燦然 特別純米 雄町 0.72
製造 2022年9月 開栓 2月3日
先投稿の清鶴を求めた酒店で見つけたお酒。
ずいぶん昔になるが日本酒の先輩のお話。
「酒なんて酔えればいいんだよー。
ところがポン酒呑みはうるさくてよー、
山廃が、山田がどーだと蘊蓄たれやがる。
一番うるせーのが雄町よ、オマチスト、
オレはコマキストよ!サユリじゃねーよ」
一番うるさいのは先輩、アナタです。
そんな面倒だった先輩が教えてくれた燦然。
「岡山じゃ雄町なんかフツーよ、産地だぜ。
一番普通なのが燦然って酒、あれはいい」
月日は流れて‥‥普通の雄町とは。
少し黄金で穀物のしっかりと熟成した香り。
漬物感もあり、R4ー9の周回遅れに納得。
サラリとした含み、甘渋の入り旨味を伴う。
カッと辛味が続き、のど越しサラリだが、
何故か濃く重く感じる印象で酔えてしまう。
錯覚か?骨太雄町の本領か? 不思議です。
お燗にすると渋味が強調され、より辛口に。
スゥーとキレて美味しいが、好みは常温。
雄町のイメージは人それぞれですが、
武骨で不器用と捉えるなら立派に普通です。
販売店にて 税込1,450円