日置桜のクチコミ・評価
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後半記憶が無い
4.0
日置桜 八割搗き 玉栄 純米酒
色は結構黄色で熟成した香り。そして乳酸系やシイタケのような出汁の香りも感じる。
口に含むと最初は米の甘みを感じて、程よい酸としっかりした旨み!
とてもまろやかで良い意味で落ち着いている。とげとげしさが無い。キレもそこそこ。
8割精米だが雑味のようなものは感じない。
お燗は、旨味と甘みがギュッと出てくる。
もっと酸が主張してくるかと思ったが、程よい酸とお米の甘さが主体。
適度な熟成感とややビターな味わいが、食事の後半や少し酔った時にとても心地よい。
日置桜は安定して旨い!クラシカルなお酒としては外せない一本です。
常温またはぬる燗~上燗くらいが好みでした。
特定名称 純米
原料米 玉栄
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2021年8月9日
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後半記憶が無い
4.0
日置桜 純米生原酒「山眠る」
ほんのり黄色、ライチのような爽やかな香り。
通常の日置桜からは想像できないフルーティさ!
口に含むと、数値以上にしっかりした甘みを最初に感じる。
が、その後すぐに酸味と渋み、そしてキレる。
ものすごいキレッキレ!ここまでキレるお酒飲んだことない。
思いのほかフレッシュ、そしてその後のキレの良さにびっくり。
燗も美味しい。
アルコール感もあるが、酸味やうまみが増してくる。
時間が経つとともにフレッシュさは弱まり、日置桜を感じられるような味わいに近づいてくる。
この「山眠る」は、新酒の開けたてフレッシュなタイミングが自分は一番好き。硬いという見方もありますが、気持ちよく香り、甘さの後に酸味と渋みをまとって、強烈にキレるこの味わいはかなり印象的です。
来年も絶対に買います!
特定名称 純米
原料米 玉栄
酒の種類 無濾過生原酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:辛い+2
2021年4月26日
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しろこさん
3.5
ひとり暮らしの時、黒猫を飼っていたので猫グッズに弱い。特に黒猫モノは無意識に手にしてしまう。買うでしょ、これ。
「野良」と言いながら、このお酒は野良を飼い猫にするための「保護猫プロジェクト」への寄付金つき。こんな寄付なら喜んで、と、カップ酒を開けてめろめろに酔ってしまう。
※このお酒が生まれた経緯はこちら↓
https://hiokizakura.jp/sake/fukuneko
酸味で先制の猫パンチ、複雑で少しスパイシーな味が舌に残る手強さがある。常温に近くなると味がまるくなってくる。
背中の毛を逆立てていた野良が、喉を鳴らしてすり寄ってくるように。
この夜は、今いる安全な場所を飛び出し、もう何もかもをリセットして野良猫に戻りたい気分だった。
なんかこう、爪研ぎが足りねーなー、もっと勉強してもっと強くなりてーなーと、ジャンプの漫画の主人公みたいなことを考えながら潰れてしまった。
誰かの膝の上でだらしなく寝ていられる飼い猫になりたい気持ちと、そんな暇があったら自分の縄張りを広げに行きたい野良ネコ魂と。
どっちやねん、の自問自答が酔いで溶けてしまって答えの出ないまま。
寄付したことすら忘れる酔っぱらいができあがるので、お酒にお金をオンするのは秀逸なアイデアだな、と思った次第。
テイスト ボディ:重い+1 甘辛:辛い+1
2021年4月10日
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しろこさん
3.5
「山眠る」は冬の季語。
「山笑う」は春の季語。
冬の終わりに買って、しばらく置いてるうちに春が近くなってしまった。
冷やしてあったのを、グリルで焼いてる空豆をひっくり返しながら台所で飲む。
ちょっとトゲトゲした、酸の強い味。
一筋縄ではいかない、肌を刺す鳥取の寒さを思い出す。
日置桜はお燗がいいよ、と言われたので今さらながら徳利を出して温める。
ふわ〜……。
炊き立てのご飯みたいなぬくぬくした旨みが広がって、全然違うお酒になってる。
寒い外から帰って、コタツに潜り込んだような。
まぁ、まだ思いっきりコタツ出てるんで実際に潜りながら飲む。
ほくほくに蒸し焼きになった空豆は、春の味。
冬と春の境目に、ちょうどいい晩酌でした。
酒の種類 生酒 原酒
テイスト ボディ:重い+1 甘辛:辛い+1
2021年3月29日