「山眠る」は冬の季語。
「山笑う」は春の季語。
冬の終わりに買って、しばらく置いてるうちに春が近くなってしまった。
冷やしてあったのを、グリルで焼いてる空豆をひっくり返しながら台所で飲む。
ちょっとトゲトゲした、酸の強い味。
一筋縄ではいかない、肌を刺す鳥取の寒さを思い出す。
日置桜はお燗がいいよ、と言われたので今さらながら徳利を出して温める。
ふわ〜……。
炊き立てのご飯みたいなぬくぬくした旨みが広がって、全然違うお酒になってる。
寒い外から帰って、コタツに潜り込んだような。
まぁ、まだ思いっきりコタツ出てるんで実際に潜りながら飲む。
ほくほくに蒸し焼きになった空豆は、春の味。
冬と春の境目に、ちょうどいい晩酌でした。
酒の種類
生酒 原酒
テイスト
ボディ:重い+1 甘辛:辛い+1