無濾過、瓶貯蔵、低温熟成と、徹底した酒造りを行う6代目蔵元杜氏の石原丈径さん。「超王碌 純米」は旨みが強く、キレがいい。料理を選ばないが、あえてガツン系の肉料理にしても負けない味わいがある。中取り、直汲み、生詰など5種類の酒を醸す。また「王碌 純米大吟醸」は生で2年〜5年の熟成を経た後に出荷。袋吊り漏斗取り原酒本生、袋吊り漏斗取りオリ、舟掛け原酒本生、舟掛けオリの4種。濃厚な旨みと芳醇な味わいで、食後酒にしてもいい。
王祿のクチコミ・評価
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recommend ピックアップレビュー
wajoryoshu
4.5
王祿* 純米大吟醸 舟掛け(舟しぼり) 2017 山田錦35%
王祿四合瓶27種制覇まであと一つだが、残った丈径Blue直汲がコロナ禍中生産していなかったようで制覇は当分先になりそう。ということで、1升瓶しかない最高位純米大吟醸の中の舟しぼり(舟掛け)、それも5年超熟成もの。アルコール分17.6%、日本酒度+4.1,酸度2.0といわゆる大好きな三高酒。見るからに熟成感のある黄色味がかり、上立ちにまったり熟成香、含むと綺麗な酒質ながらカルメル熟成甘が感じられ、神殿木香が鼻に抜け、余韻のミネラル苦が堪らない。これだけ磨きあげた辛口仕様ながら、熟成により潜んでいた繊細な複雑味がしみ出てきた感じを愉しむ。
(2か月後)1升瓶だったので、封切り後、1週間後、10日後と試したが、決してダレることなく、そのまま旨い。かといって、さすがにこれだけの熟成ものなのでより旨くなった感じもしなかった。で、1合瓶に移してすっかり忘れていて2か月経過。恐る恐る呑んでみると、間違いなく劣化はしていないだけでなくより円やかになったかも、いや、もはや2か月前の臭覚、味覚をリアルには覚えてないが、良い意味でまったく変わってない気もする。特定名称 純米大吟醸
原料米 山田錦
酒の種類 無濾過生原酒 古酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2023年9月7日
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recommend ピックアップレビュー
wajoryoshu
4.5
王祿 出雲麹屋 純米にごり 2021 五百万石60% 青☆3
王祿唯二のにごり、渓 VS 麹屋の呑み比べ、次に麹屋。昨年はそこまでではなかった記憶だったので、油断していたら開栓すぐに底から泡が湧き出し、慌ててスクリューを締め、徐々に開栓。渓よりも元気でピチピチ強発泡、ほのかな甘からクリーミーな旨味、酸苦キレでスッキリドライだが、旨余韻あり。渓と同様、こちらも入りに果実と言われればそんな感じの甘酸も、、、
(2日目)まだまだピチピチ、甘酸もあるが、やはり辛苦優勢に。どちらかと言えば渓の方が好きかも。特定名称 純米
原料米 五百万石
酒の種類 無濾過生原酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2023年6月11日
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wajoryoshu
4.5
王祿* 純米吟醸 丈径 直汲 2023BY 山田錦55% ☆5
昨年夏の王祿祭り以来約半年ぶりの王祿は、5つ星直汲み対決。王祿の中ではやや濃醇タイプの「丈径」だが、いつもより濃いめに感じた。で、過去投稿を遡るとすっかり忘れていたが、昨年7月に同ラベル同ビンテージを呑んでいて同じような印象を記してある。なのでそのコピペを以下に。
「いつもより濃いめで甘も強め、とはいえフルーティーとか、華やかというのとはちょっと違って、しっかり王祿らしい独特の木香、ハーブ、ミネラルなどの複雑味を伴う」特定名称 純米吟醸
原料米 山田錦
酒の種類 無濾過生原酒
テイスト ボディ:重い+1 甘辛:甘い+1
2025年3月22日
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wajoryoshu
4.5
王祿* 純米吟醸 渓 2023BY 直汲 山田錦55% ☆5
昨年夏の王祿祭り以来約半年ぶりの王祿は、5つ星直汲み対決。まずは王祿の中ではやや淡麗タイプの「渓」から、いつもよりも濃醇で甘も強く、いつもなら中盤から苦が出てきて辛キレするがそれもほぼ感じられない。王祿は丈径Blue直汲み以外、全種一歩手前まで制覇してしたが、ブラインドならこれが渓とはわからないレベルに違うで、イメージ的には呑み比べをした丈径に近い。いずれにしても最高に旨い酒であるのは間違いない。特定名称 純米吟醸
原料米 山田錦
酒の種類 無濾過生原酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2025年3月22日
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Kaorinrin
4.4
超王祿 純米無濾過生原酒 直汲
この日の締めの一杯(6杯目)。
何度も頼もうとしては注文直前に浮気してしまったので、最後は誠実さの証にと、止める夫を振り切って渾身のオーダー。
レア度シルバー星5つ(直汲)、限定120分の66本目との情報を目にし、和らぎ水を更に追加して冷静さを取り戻し、満を持しての一口目。
もはや香りはわからずとも、うっすら甘みを感じる微発泡。
柑橘系の苦味に王祿特有のミネラル感✨
エレガントなまろやかさからの、最後は背筋が伸びるキレの良さ!
五百万石か山田錦の仕込みだそうですが、勝手に五百万石かなーと想像してみました♪
などと、スマホのメモに残っていました😅
アルコール分17.5度のトドメの一杯で完全にノックアウト。
席を立ったところまでは覚えています。
特定名称 純米吟醸
原料米 その他
酒の種類 無濾過生原酒
テイスト ボディ:重い+1 甘辛:辛い+1
2025年3月17日
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王祿の酒蔵情報
名称 | 王祿酒造 |
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特徴 | 1872(明治5)年創業の島根の酒蔵。「王祿」という銘柄は、3代目蔵元・平太郎氏によって命名された。古来中国で、酒のことを”天の美禄”と呼ぶことを引用し、その「美禄」の中でもさらに「王様」のような酒でありたいという想いが込められている。 現在の社長兼杜氏である6代目・石原丈径氏は、大阪の大学と大学院を卒業して酒問屋での就業を経て、実家の酒蔵に戻った。そして蔵の再興をめざして酒質を見直し、大阪の酒販店の指摘やアドバイスを受けながら生み出したのが、マイナス5℃で管理する現在の「王禄」だ。ひとタンク分の酒を上槽後、ブレンドなし、濾過もせず、すみやかに瓶詰めして低温で瓶貯蔵し、味が整い次第発売をするスタイルを十数年貫いている。 酒販店と特約店契約を結ぶ際にも「マイナス5℃の冷蔵庫を持ち、王禄を最高の状態でお客様に届けるため適正な管理ができない店とは取引しない」というこだわりをもって、必ず丈径氏が足を運び目で確かめたうえで取引をスタートするようにしている。フレッシュだけど落ち着きがあり、食前、食中、食後…どんなタイミングでも楽しむことができる。その味わいを以て、長きにわたり日本酒ファンにとっての「憧れの銘柄」という立ち位置を維持し続けている。 (関 友美) |
酒蔵 イラスト |
![]() (加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 王祿 丈径 溪 意宇 陣幕 久五郎 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 島根県松江市東出雲町揖屋484 |
地図 |
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