獺祭 無濾過純米大吟醸 磨き三割九分 槽場汲み(2025秋)
“いちごみたい”
という評価をする妻
飲み口からのどごしまでスッキリとしている。
甘いと言えば一言で済むが重さはなく、糖度が高く酸味も兼ね備えた果物系、まさに“いちごみたい”とは言い得て妙である。
邪魔をしないというと語弊があるが、旨味がぼんやりと長く続くため、野菜、塩味、動物系の出汁、果ては唐辛子の辛味までを包み込み、食中酒として適している。
また、槽口からの汲みたて、現場でしか飲めない味わいを食卓で味わえているという高揚感が食事を進める。
今夜は、10月後半にしては冷え込んだ夜。
ユッケジャン鍋と加島屋の「鮭といくらの糀漬」をあてに、この一本を味わい尽くそうと思う。