獺祭 CRAFT DASSAI
2020.03製造
いきつけの酒屋にて、ん?なにこの獺祭…クラフト?見たことないな…と思いその場で検索すると、旭酒造さんの若手社員が2人1チームを組んで醸した獺祭とのこと。チャレンジングで面白いじゃない!どれどれということで購入しました。
醸すチームは数チームあるらしく、今回私が手に取った獺祭を醸されたのは川本さん、萩尾さんペア。お二人の苦労の結晶であるこの300mlの獺祭3割9分。お二人の想い、苦労、そして酒への情熱を一緒にいただくつもりで、いざ実飲。
香りはそこまで香らずお米感ある甘味?含みます。サラッとした舌触りからの上品な甘味。少し甘いかな…。いつもの獺祭と他は変わらない?と思いきや、辛味がググッと次に押し寄せます。少し苦味もあるようですが、特に気になりません。いつもの獺祭より少し粗々しい印象を受けます。全体的には甘味が勝る形ですが、うまく辛苦味が整えてくれてます。後でわかったのですが、このクラフト獺祭は加水をしてない原酒らしいです。この粗々しさはそれが要因できているのかな?それにしてもすごく完成度が高い獺祭に仕上がっていると思います。
「川本さん、萩野さんへ」
私自身、酒造りに携わらない者ではありますが、お二人はおそらく試行錯誤の連続、苦悩の連続だったことでしょう。人生で新しい事に挑戦することは怖くて苦しいことであるのは誰しもが同じであると思います。そして、このように結果として素晴らしいお酒に仕上がっていることは間違いありません。私もお二人に負けないように、現状に甘んじることなく仕事に精励しなければならいと身を引き締められました。
お二人の情熱、しっかり受け取りましたよ!!これからのお二人が醸す獺祭、楽しみにしております。お疲れ様でした。そして、ごちそうさまでした。
特定名称
純米大吟醸
酒の種類
原酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通