「平成のベースライン」
山口・獺祭・純米大吟醸・寒造早槽・精米歩合48
・言わずと知れた獺祭。の50と思ったら、こいつはスペシャル仕様で48。なお最近獺祭50は45に変更されていて、少しでも良いものをお客様に届けたいという心意気のカイゼンなのだそうだ。その意気や良し。
・獺祭など今更ダッサい感じすらあるのは、それは言い換えると基準ブランドになっているということなのだ。吟醸酒を語るとき、「獺祭と比べて」は老若男女問わずほぼ全ての人に通用する物差しとなるのたが、これが「麒麟山と比べて」とか「九平次と比べて」では意思疎通が成立しないのである。「八海山と比べて」でさえ万人向けではない。フルーティとか爽やかと言った曖昧な感覚のベースラインとなり得る味わい・コスパ・品質・流通量全てを、現代ビジネスとして成立させているのはやっぱ凄いことだと思う。
・その中でも基準中の基準、メートル原器みたいなのが獺祭50(今は45)クラスである。39や23、その先、にあるのは個別の話で、基準器としての真髄はやはり50(45)なのだ。牛丼で例えてみれば『吉野家の並』。同じ吉野家でも、牛皿とか、ねぎ玉牛丼ではダメだし、あるいはすき家の並で共通認識を立てることはやはり難しい。が、「吉野家の並」ならそれができる。そんな感じですね。
※MEMO 石ちゃんのSAKE旅#1
<旧サイトから引っ越し分のため日付は正しくありません>
特定名称
純米大吟醸
原料米
山田錦
テイスト
ボディ:普通 甘辛:甘い+1