東洋美人 醇道一途 限定 純米吟醸 西都の雫 1.8
製造 2023年10月 開栓 1月19日
ほんのり色付き、穏やかなメロンの吟香。
東洋美人らしいお出迎え、少し華やか。
物足りないほどさっぱりした含みに、
じわーと沁みる柑橘系の果実の甘味。
控えめな酸と少々の苦味を伴い喉を越す。
上顎に甘味が薄っすら残る不思議な余韻。
水っぽい手前を狙ったような絶妙な湿感、
それでいてしっかりと米の旨味も感じる。
コクとかキレとかの常套句を嗤うが如く。
原点シリーズから始まりippoシリーズへ、
現在はコロナの頃から始まった醇道一途。
原点以前は知らないが、もうかれこれ10年。
シリーズはステップを踏むにつれて、
着実にアップデートされているはずだが、
それを敢えて感じさせない絶妙なさじ加減。
感心させられるほどに多様な米使いだが、
私は米の利き分けなんてできませんよ(笑)。
どれを飲んでも「ああ、東洋美人だな」。
ならば純吟50で十分と、醇道はすれ違い。
とある特約店、醇道一途を手に取りながら
「近頃、50見かけないなー‥‥」
特約店にて 税込3,300円